東京 今月最多420人感染 有名ステーキ“いきなり!”閉店
東京・銀座の飲食店は、危機的な状況に追い込まれていた。「いきなり!ステーキ」銀座4丁目店の前に、「3月末で閉店」という張り紙がされている。
厚切りステーキをリーズナブルな価格で提供し、人気を博してきた「いきなり!ステーキ」。
店の歴史は8年前に、ここ銀座の一等地から始まった。
その1号店が、3月いっぱいで閉店することになり、熱烈なファンからは、いきなりの閉店を惜しむ声が聞かれた。
ファン「(閉店まで)あと1週間もないのかとびっくりした。1号店がなくなるっていうのは、非常に厳しい状態なのかなと」
ファン「食べるのも“いきなり”だったけど、閉まるのも“いきなり”だと、あまりにも皮肉な話」
外食企業vs銀行、融資を巡る仁義なき攻防戦!銀行が追加融資を渋る理由
「2021年3月期の引当金は例年の2倍に積み増さないといけない」――。融資先の企業が倒産するなどして、金融機関が債権を回収できない場合に備えて計上する貸倒引当金。ある大手金融機関のトップは、新型コロナウイルスの感染拡大で危機感を強めている。
コロナ禍の20年、補助金などの支援策が乱発され、企業に“延命措置”が施されていた。しかし終了する施策も増えており、「倒産や廃業が本格化するのはこれからだ」と気を引き締める業界関係者は多い。
帝国データバンクによれば、コロナ関連倒産1190件のうち、最も多い業界が飲食店の193件だ(3月23日時点)。全体の約2割を占め、この数は今後も増加するとみられる。