新型コロナ関連倒産1300社を超える 昨年末から増加傾向続く
新型コロナウイルスの影響で倒産した企業は、去年2月からの累計で1300社にのぼったことが分かりました。月ごとでは先月が、これまでで最も多くなるなど増加傾向となっていて、調査会社は「『まん延防止等重点措置』の対象地域の飲食店を中心にさらなる増加が懸念される」と話しています。
信用調査会社の帝国データバンクによりますと、新型コロナの影響で破産などの手続きをとって倒産した企業と事業を停止して法的整理の準備に入った企業は個人事業主を含めて去年2月から12日までの累計で1301社になりました。
すし店の倒産が5年ぶりに増加 「スシロー」「くら寿司」は回復傾向
すし店の倒産件数(負債1000万円以上)が、2020年度(2020年4月~2021年3月)に前年度比1.45倍の32件に上り、2015年度以来5年ぶりに増加に転じた。
東京商工リサーチが調べたもので、新型コロナウイルス感染症の拡大で、訪日外国人観光客需要の減少や、飲食店への休業・時短要請、外出自粛や企業の接待自粛、在宅勤務の広がりなどで来店客数が減少したのが響いた。