NSCの本社工場(大阪府豊中市)で5付20日午後5時45分ころ、液晶ディスプレーの表面基板を加工している第3工場付近から黄色い煙が発生、4時間あまりにわたって煙が出続けた。
消防当局によると、建物内のリン酸の廃液を入れたタンクから煙が出たとみて調べている。従業員によると、廃液を水で中和する工程でガスが発生したとしている。
豊中市消防局によると、工場内にいた従業員の男性1人が気分不良を訴えているが命には別条はないもよう。
市消防局は、近隣の工場などに対して、窓を閉めて建物から出ないよう呼びかけた。