同社は、製品が関わる主要業界では、コンシューマーIT製品市場において、スマートフォンは市場全体で鈍化傾向が継続するなかでも5G対応端末は拡大し、COVID-19を起因としたテレワークの増加、巣篭もり需要拡大などにより、ノートPC、タブレットへの需要は世界的に拡大、両面から同社事業に好影響をもたらしているとしている。
同社はソニーがプリント基板の国産化を目指し、回路基板用接着剤付き銅箔製品、工業用接着剤製品の製造・販売を目的として設立したソニーケミカルに始まり、旧デクセリアルズがソニーケミカルを存続会社にして買収し社名変更、異方性導電膜、光学弾性樹脂・光学フィルムなどニッチな電子部材を得意とし、光学材料部品41%、電子材料部品59%、海外売上高比率65%の企業。