同社はカスタムLSI首位、ダイオードなど半導体素子や抵抗器も有力、OKI半導体事業買収、LSI47%、半導体素子38%、モジュール9%、他6%で海外売上高比率64%。
同社は当期のエレクトロニクス業界について、新コロナ感染症の悪影響を受け大きく落ち込んだが、感染症対策としてのステイホームやテレワークなどライフスタイルの変化等による民生機器関連市場での需要増が市場に対して好影響をもたらした。また、秋以降は自動車生産台数や産業機器関連市場が回復したことなども加わり、一部の製品については品不足の状況となった。
このような経営環境下、中長期的に成長が期待される産業機器関連市場やEV化へのシフトが期待される自動車関連市場などへの製品ラインアップを強化し、顧客ニーズを先取りする提案型の営業体制への見直しなどを進めた。
また、ロームグループが強みを持つ「パワー」、「アナログ」及び「汎用デバイス」などの技術領域を中心とした新製品・新技術の開発を進めた。
生産面においても、マトリクス型組織とすることにより、品質やサプライチェーンの全社最適化を進めるとともに、省人化・自動化の推進などの「モノづくり改革」や、新コロナ感染症への感染防止対策の徹底等による安定供給に努め、更に後半は急増する受注に対応した生産能力増強を進めた。
また、SiCパワーデバイス生産能力強化のためローム・アポロ(株)の筑後工場に新棟を竣工したとしている。
同社で好調だったのは、xEV向け、FA市場、アミューズメント向け、PC向け
同社で不調だったのは、スマホ向け、AV市場、産業機器、ブリンタ・スキャナー向け
家電市場はモノによって好不調あり
スクロール→
2021年3月期 日本方式
|
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
←率
|
経常利益
|
株主利益
|
18/3期
|
397,106
|
57,004
|
14.4%
|
54,213
|
37,249
|
19/3期
|
398,989
|
55,909
|
14.0%
|
64,689
|
45,441
|
20/3期
|
362,885
|
29,489
|
8.1%
|
35,774
|
25,632
|
21/3期
|
359,888
|
38,488
|
10.7%
|
40,672
|
37,002
|
21/20比
|
-0.8%
|
30.5%
|
|
13.7%
|
44.4%
|
22/3期予想
|
400,000
|
49,000
|
12.3%
|
48,000
|
34,000
|
22予/21期比
|
11.1%
|
27.3%
|
|
18.0%
|
-8.1%
|
2021/3期 部門別 売上高と営業利益
|
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
事業分野
|
当期
|
前期比
|
当期
|
前期比
|
利益率
|
LSI
|
168,103
|
-1.4%
|
15,752
|
25.2%
|
9.4%
|
半導体素子
|
142,389
|
2.4%
|
21,053
|
102.3%
|
14.8%
|
モジュール
|
29,213
|
-12.2%
|
2,145
|
-38.6%
|
7.3%
|
その他
|
20,181
|
0.2%
|
1,846
|
-5.2%
|
9.1%
|
調整
|
2
|
|
-2,308
|
|
|
合計
|
359,888
|
-0.8%
|
38,488
|
30.5%
|
10.7%
|