病院や学校の建築に強い同社は、当期の建設業界について、官公庁工事の受注が堅調に推移した一方、民間工事は企業の業況感の悪化が影響し前連結会計年度を下回った。このような状況下、建築事業において好採算の工事が減少したことなどにより利益が減少したとしている。
同社は柱とする建築での利益が取れていない、競争激化の中、好採算の建築工事など限られよう、せめて営業利益は5%台は必要だろうが。
患者が病院へ行かなくなった新コロナの影響を受け、しばらく民間病院の新規建築投資は限られるものと見られる。
日本は経済が大事だとして感染者数が鰻上り、一方、韓国は増加しているものの慌てふためく感染者数ではない。韓国の輸出は絶好調だ。
両国の違いは、感染検査による感染者を見つけ出し隔離する防疫対策を採っているかどうかの違いだけ。
日本は感染者数が増加して初めて連れて感染検査を増加させている。今回広島で大規模PCR検査を実施するが、韓国では通常の検査外に全国の全病院や全高齢者施設などの全員検査をこれまでに何回も実施してきている。
共産国の中国ではPCR検査で封じ込めた。韓国は共産国ではないにもかかわらず、PCR検査で一定以下に封じ込めている。その違いは人の命にもかかわっている。
早期に日常に戻らなければ、財政は悪化し続け、官庁工事も今後どうなるかわからない。ただ、2021年から2025年までの5ヶ年計画で国土強靭化計画が実施されている。同社も土木部門は利益も出していることから、積極的に取りにいく必要があろう。