フィリピンの独裁者のドゥテルテ大統領は21日、テレビ演説で、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒む国民に対して「ワクチン接種を受けるか投獄されるかを選ぶことになる」と警告した。
ドウテルテ大統領は有言実行の独裁者、実際逮捕することだろう。
ワクチン接種率が低いことを受けた発言だが、保健当局はこれより先、接種は任意だとする見解を示していた。
フィリピンの累計感染者は135万人超、死者は2万3000人超に上り、感染拡大が深刻となっている。
政府は今年中に、人口1億1000万人のうち7000万人への接種を目指しているが、6月20日時点で接種を終えたのは210万人にとどまっている。
フィリピンは、ワクチンはCOVAX経由もあると見られるが、主に中国から導入を計画していた。
そのため、今年3月に比のEEZ内に中国が200隻の漁船団を常駐させ、比の国防長官が中国漁船は比EEZ内から出て行けと警告・発表し、世界が知ることになったものの、その夜にドウテルテ大統領は国防長官の発言を否定するかのような発言をなしていた。もともとドウテルテは米中など関係ない人物、ただ中国の投資に期待している。市長時代と見られるが自ら殺人を犯したと認めている人物、狂気の沙汰の独裁大統領である。
いつでも手の平を返すことから、付き合いは親中のインドネシアのジョコウ政権同様ほどほどが肝心だろう。
中国製はシノバック製も中国営のシノファーム製も有効率が公式に臨床治験報告をしておらず定かではなく、副作用についても発表されていない。ましてや免疫逃避のデルタ株=インド株ならばさらに有効率は落ちる。中国製接種の中東の国ではすでに3回接種している国もある。中国製を接種しているウルグアイやチリでは接種率がすでに高く、さらに進んでいるものの感染者数が減らず、死亡者数も減っていない。
一応、既存株でシノバック製は50.4%、シノファーム製は78.1%の有効率とされている。
そうした中国製に比国民は拒否反応を示している可能性がある。
比は過去腐れバナナ事件を中国政府から引き起こされ、輸出できなくなっていた。ドウテルテはその当時はインドネシア寄りの島のダバオ市長時代で知る由もなかったろう。基本、親中。
スクロール→
フィリピンの感染者数
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累積
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月間
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日平均
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12月末まで
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474,055
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1月
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525,614
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51,559
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1,663
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2月
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576,344
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50,730
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1,812
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3月
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747,279
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170,935
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5,514
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4月
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1,037,427
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290,148
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9,672
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5月
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1,230,290
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192,863
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6,221
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6/20迄
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1,358,990
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128,700
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6,435
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累計
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週間
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週の日平均
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5/29日
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1,230,290
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5/30~6/5
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1,262,250
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31,960
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4,566
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6/6~12
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1,308,337
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46,087
|
6,584
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6/13~19
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1,353,212
|
44,875
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6,411
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感染者数
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6/18日
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6,818
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6/19日
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6,951
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6/20日
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5,778
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ワクチン接種 6/20日更新分
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人口:1億1009万人
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接種/万
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比率
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累積接種回数
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841
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7.67%
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1回以上の接種者数
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625
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5.70%
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2回接種完了者数
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216
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1.98%
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・感染者数はワールドメーター版/ワクチン数はアワーワールドインデータ版
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