日本の行政府は増加すれば規制、大きく減少しないまま規制緩和、そして再び増加、それを繰り返し続けた結果、国民は疲弊し続け、規制も効果がなくなってきている。
それは国民の物心の疲弊とデルタ株というシロモノを理解できない行政府と人出の人の限界だろう。
新コロナに対しては当初からワクチン依存症から始まり、そのワクチン接種も先進国から2ヶ月遅れで始まった。やっと接種は軌道に乗り、大幅に増加しているものの、まだ感染急拡大の核心世代である64歳未満の接種は遅れ、感染拡大とともに40代以上の入院率がこれまでの英国株以上に飛躍的に高まってきている。
死亡者は高齢者の接種が進み大幅に減少すると見られるが、病院は感染入院者の急増で治療が遅れ重病化する確率が高くなり、ほかの重病の治療も遅れ疲弊する。何事も金次第だろうが・・・。
ワクチン接種が進むことから向こう2ヶ月間が勝負となるが、40~60日間はまだ長い。
7月30日公表分で見る限り、まだ6千万人(高齢者約5百万人+一般ほか55百万人)あまりが1回も接種していない。2回接種完了していない人はまだ8千万人あまりおり、感染リスクが高い人たちである。
6月30日までの累積接種回数は4,350万回、7月1~30日までの間に4,050万回接種したことになり、日当たり平均135万件の接種を行ったことになる。
この回数は爆沈大臣が、都道府県の要請に基づきバラ撒いたワクチンを、その後ワクチンの接種状況を管理できず、7月は自治体に滞留したワクチンが主に使用されている。
8月・9月はメーカーからのワクチン供給は限られている。そのため、政府はAZ製ワクチンの供給を決定したようだ。