感染者は容体急変に注意するため、自宅隔離する場合は特に血中酸素濃度計=パルスオキシメータ(3000円くらいからある。自治体に提供しているところも多い)での日常管理が必要となる。表示指数93で非常・異常値入り、90で呼吸困難レベルとされている。93を切ったら保健所なり、医師なり、救急車に連絡することが必要。
90では救急車で入院だろうが、入院する病院がない状態。今後、ホテル隔離施設に酸素吸入器を配置するというが・・・。担当医師がいたら自宅使用の簡易型の酸素吸入器を提供してくれるかもしれない。
新型コロナについては、厚労省が作った医療関係者向けの「診療の手引」により、
「軽症」「中等症Ⅰ」「中等症Ⅱ」「重症」の4段階に分類している。
違いはあるが、これに沿って都道府県は具体的な内容を公表しているところもある。
基準は、呼吸器系統の異常度合いにより判断している。
(1)軽症は、呼吸器に症状がないか、咳のみで、肺炎がない場合を指す。
発熱や痛みの程度は直接関係がなく、40度の熱が続いても軽症に入る。
40度が続けば一般的には軽症どころではないが、厚労省では軽症ということだ。
中等症は、既に肺炎や呼吸困難が生じている状態を指し、人生で一番苦しい状態だという。
(2)中等症「Ⅰ」は、肺から十分に酸素を取り込めない「呼吸不全」にはまだ陥っていない程度。
医師の判断に委ねられている。
(3)中等症「Ⅱ」では、呼吸不全があり、酸素投与が必要なほど悪化した状態のことを指し、高度な医療を行う施設へ転院を検討するレベル。一般的にはかなり重い症状。
・溺れるような苦しさにあるという。
(4)「重症」は、自ら酸素を取り込むことが難しく、人工呼吸器(ECMO)が必要か、集中治療室(ICU)に入る、生命の危機レベル。
菅首相は、その後修正されたものの厚労省の要請に基づき「重症以外入院させない」と発言している。保健所、医療機関に対しては、通知、連絡、要請、通達によりすべての権限を持つ厚労省が絶対であり、その本位はそこにある。
ワクチン接種が進めば、9月いっぱいで収束過程に入る。高齢者と医療従事者等はすでに82%以上が接種を完了しており、一般の残る65歳未満の人約8300万人に対する接種(1回以上29%/2回完了率13%//8月13日首相官邸公表分)を進めるしかなく、9月下旬には一般の接種完了率も40%を超えてくるものと思われる。ただし現行の1日当たりの接種回数130万回の維持が前提。(130万回×47日間=6100万回/1回目と2回目を同数接種としてt各3000万回分ずつ=3000万人分ずつが必要となる。この場合1回目は68%にのぼり、11歳未満を除けば1回目の人は完了することになる。12歳未満を除き一般の最終接種率が8割前後になれば、1回目の接種数は下がるものの、2回目の接種率はその分増加する)
スクロール→
ワクチン接種状況 首相官邸版から算出
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8月13日公表分
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人口比
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人口
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125,570,000
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百人当り
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全体接種回数
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108,179,498
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86.15%
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1回以上接種者/人口比
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61,757,353
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49.18%
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2回接種完了者/人口比
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46,422,145
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36.97%
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うち医療関係者・人口
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6,500,000
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8月2日の公表分。
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接種総回数/百人当り
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12,294,115
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189.1%
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1回以上接種者/人口比
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6,370,000
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98.0%
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2回接種完了者/人口比
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5,924,115
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91.1%
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うち高齢者・人口
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35,500,000
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医療従事者とともにほぼ予定完了だが、まだ接種は増加中。
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接種総回数/百人当り
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60,864,716
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171.4%
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1回以上接種者/人口比
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31,265,282
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88.1%
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2回接種完了者/人口比
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29,597,434
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83.4%
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うち一般・人口
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83,570,000
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一般人口には接種しない11歳以下1280万人を含んでいる。
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接種総回数/百人当り
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35,020,667
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41.9%
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1回目以上接種者/人口比
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24,122,071
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28.9%
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2回接種完了者/人口比
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10,900,596
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13.0%
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・人口は総務省発表の2021年1月1日推定人口による。
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・一般には学校・大学・職域・職場接種を含んでいる。
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・医療従事者等は8月2日までしか開示されておらず、その後の接種は一般にカウント。
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・接種数の報告は接種の各自治体からタイムリー行われておらず後追い集計となっている。
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