中国の景気は、輸出産業は好調だが、消費は低迷してきており、景気刺激策が求められている。ただ、全土で数百人の感染者が出ただけで、ロックダウンした都市もあり、消費活動に支障をきたしていた。ワクチン接種数は19億8千万回に達しているが、有効性の問題から、早期の3回接種が必要とされているようだ。
米国の景気は、感染の再拡大も生じているが、ワクチン接種が1回以上60.4%、完了が51.2%、最近は接種数が大幅に落ちており、333百万人の米国で未接種者を中心にデルタ株が猛威を振るっている。米国の25日の新規感染者数は17万人、24日は15万人。不法移民や貧困層の未接種が多く経済への影響は限られている。
日本は白黒はっきりしない有耶無耶防疫対策により感染爆発、ただ、高齢者のワクチン接種が完了者でも86.5%、感染爆発で重症者数は増加しているものの、重症化率も死亡率も高い高齢者、医療機関は現在非常に逼迫しているものの、大きく救われている。
経済を云々できるのは、現在感染層の65歳未満の一般のワチクン接種が進み減少過程に入る9月下旬、10月に入ってからだろう(25日公表分では一般8300万人に対する1回以上接種率は36%、2回完了は20%。一般に入らない医療従事者等65万人あまりは7月30日現在で91%以上が完了していた)。
総じて、経済が回復しない限り、自動車どころではないようだ。