シンガポール政府は24日、新型コロナウイルスの感染対策を再び厳格化すると発表。期間は9月27日~10月24日の4週間。
国内の1日当たりの新規感染者が過去最高水準に急増していることが背景にある。
在宅勤務を基本的な働き方とするほか、集団活動の規制強化や店内飲食人数を1組2人までに制限する。
タイ政府は27日、全土に出されている非常事態宣言を、今年11月末まで延長するとともに、首都バンコクなどで、午後10時から午前4時まで夜間外出を禁止する措置を継続する。
マレーシアも感染者数の高止まり状態が続いているが、これまでの厳しい第一段階の移動制限を州によっては9月10日に第2段階に緩和している。
東南アジアの当3ヶ国は中国製ワクチンも接種しており、シンガポールでは有効率の問題から感染増になっている可能性がある。タイはまだ未接種者が多く、規制強化により感染拡大を防いでいる。
マレーシアはワクチン接種は進んでいるものの、中国製ワクチンの有効率問題が浮上しているものと見られ、一部州では3回目の接種を開始している。
日本も、心の緩みが新コロナウイルスによる再拡大が早期に訪れる可能性もある。今回、宣言全面解除、行楽シーズン到来の10月、まん防措置もとらず感染者が増加すれば、11月の衆議院選挙への影響必至となる。