アイコン 韓国 11月1日から段階的日常回復へ大幅移行 27日はまた増加

Posted:[ 2021年10月27日 ]

韓国は全国民の70%以上が新型コロナウイルスワクチン接種を完了したことを受け、来月1日から段階的日常回復(ウィズコロナ)へと大きな一歩が踏み出す。

「ワクチンパス」+「陰性証明書」を本格的に導入、
第一段階では11月1日から、遊興施設を除く全ての施設の営業時間の制限がなくなリ24時間営業OK
第2段階では、12月13日からは500人未満までの行事や集会が可能、
第3段階では、来年1月には私的な会合の人数制限もなくなる。

第1段階では、具体的に「ワクチンパス」+「陰性証明書」を確認のうえ、全ての大衆利用施設の時間制限を緩和。まず学習塾、映画館、公演会場、読書室、インターネットカフェの利用時間制限を解除。
食堂やカフェなどは、入店が1人の場合でも確認が必要になるが営業時間の規制は解除(韓国はこれまでも酒類の提供はOK、営業時間が夜10時の制限があった)。
カラオケボックス、公衆浴場、屋内体育施設も営業時間制限を解除

時間制限を引き続き求めるのは、遊興施設、コーラテック、武道場、ホールデムパブ、ホールデムゲーム場は夜12時まで営業OK
などなど。
以上、



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韓国は、日本と同様にワクチン接種完了率が70%を超えているが、なかなか感染者数が減らない状態が続いている。
防疫規制での日本と韓国の違いは、飲食店の営業時間と酒類提供の違いだろうか。
日本では午後8時までの飲食店の営業時間、サービス業の人は食事も外食できず、サラリーマンや公務員が対象となっており、しかも、会食する時間のゆとりもない。
一方、韓国は夜10時まで、食事がゆっくりでき酒も飲め、2軒目3軒目に梯子したい時間帯で営業時間は終了となっている。

日本で急激に感染者数が減少したのは、飲食時間の制限と酒類提供禁止に加え、若い人の後遺症問題が多くのメディアで取り上げられたこと、もう一つ、8月27日に小池都知事の予約なしワクチン接種会場を渋谷に設置したことだろう。若い人たちが長蛇の列、ワクチン量からワクチン接種できない人たちが続出、こうしたことが大々的に報道され、若い人たちのワクチン接種に弾みがついたことは間違いないだろう。
こうしたことにより、若い人たちの間で、ワクチン接種が進み、感染したくないと自己防疫力を強化したことにある。
結果、10月1日の解除後も感染者を減少させ続けた主要因と見られる。

韓国で感染者数が減らないのは、飲食店の酒類の提供にあるようでならない。

9月25日の過去最高の感染者数は、18(土)~23(水)までの秋夕節休暇が影響したもの。日本の盆のようなもので里帰りする慣わしがあり、都会の大半の人たちが里帰りや観光旅行することで知られる。

なお、10月27日の発表では1952人の感染が確認されている。13日間ぶりの1900人台となっている。
10月20日に行った民主労総の新コロナ下の違法ゼネストの影響も出てきているはずだが、法執行機関はゼネストを執行した各傘下組合の責任者の訴追などほとんど行なっていない。7月に7000人を集めた違法集会強行での委員長逮捕も、委員長だけ2ヶ月も経過してやっと逮捕、国のトップが自らやトップに忖度した人たちにより自党陣営への法執行はほとんど形骸化させているすばらしい国のようだ。

新コロナウイルスはヒトとヒトの接触時間が長くなるほど感染させる可能性が高くなる。特に飛まつによる感染。
人と酒飲んで、大声出して、大笑いして、大声出して喧嘩して、くしゃみして、大声出して歌ったりしていたら感染させるリスクは頂点に達する。

 


スクロール→

 韓国

7/4の週

742

711

746

1,212

1,275

1,316

1,378

7/11

1,324

1,100

1,150

1,615

1,600

1,535

1,454

7/18

1,451

1,252

1,278

1,784

1,838

1,630

1,629

7/25

1,486

1,318

1,365

1,896

1,672

1,707

1,539

8/1

1,442

1,215

1,201

1,723

1,776

1,704

1,822

8/8

1,728

1,492

1,539

2,219

1,986

1,990

1,929

8/15

1,817

1,553

1,373

1,803

2,151

2,051

1,880

8/22

1,628

1,416

1,505

2,152

1,878

1,841

1,793

8/29

1,617

1,487

1,370

2,024

1,956

1,709

1,803

9/5

1,490

1,375

1,596

2,049

2,047

1,892

1,865

9/12

1,755

1,433

1,497

2,079

1,941

2,008

2,084

9/19

1,909

1,605

1,727

1,720

1,716

2,430

3,273

9/26

2,770

2,381

2,289

2,883

2,564

2,484

2,247

10/3

2,085

1,672

1,575

2,027

2,421

2,176

1,949

10/10

1,594

1,297

1,342

1,584

1,937

1,682

1,618

10/17

1,418

1,049

1,073

1,571

1,441

1,439

1,508

10/24

1,423

1,190

1,266

 

 

 

 

 


スクロール→

韓国

週計

日平均

前週比

ワクチン

7/4の週

7,380

1,054

 

10.5%

7/11

9,778

1,397

32.5%

11.6%

7/18

10,862

1,552

11.1%

12.9%

7/25

10,983

1,569

1.1%

13.5%

8/1

10,883

1,555

-0.9%

14.1%

8/8

12,883

1,840

18.4%

15.2%

8/15

12,628

1,804

-2.0%

19.1%

8/22

12,213

1,745

-3.3%

22.7%

8/29

11,966

1,709

-2.0%

28.6%

9/5

12,314

1,759

2.9%

34.8%

9/12

12,797

1,828

3.9%

39.3%

9/19

14,380

2,054

12.4%

43.3%

9/26

17,618

2,517

22.5%

45.4%

10/3

13,905

1,986

-21.1%

52.7%

10/10

11,054

1,579

-20.5%

64.7%

10/17

9,499

1,357

-14.1%

70.2%

10/2426

3,879

1,293

 

 

・ワクチンは人口比による接種完了率。


★10月24日~10月27日の前週比較では14%増加している。

 ワクチン2回接種・完了効果は、

ワクチン効果は、各種防疫の規制効果があってはじめて、その相乗効果によって発揮される。

感染したとしても、無発症や軽症で済む人たちの確率が高く、重症化・死亡確率が大幅に低下する。医療機関への圧迫も軽減させる。(大量に感染者を発生させた場合は、確率は減っても、比例して重症化や死亡者の人数は増加する)

 

ワクチン接種後の問題

有効率があり、接種完了しても一定の人には感染リスクがある。

デルタ株では、モデルナ製10%、ファイザー製12%、アストラゼネカ(AZ)製30%

有効率には期限がある。

モデルナ製の場合、半年後には45%前後まで有効率は減少する。追加接種が計画されている。

ワクチン接種後感染した人たちは、感染させる力を持ち、ヒトに感染させるリスクを持つ。

 


スクロール→

韓国 10月27日までの感染者とワクチン接種

人口

51,349,000

 1回以上接種者/人口比

40,891,088

79.6%

 接種完了者/人口比

36,709,777

71.5%

累計感染者数

356,305

累計死亡者数

2,797

未接種者

10,457,912

20.4%

未接種完了者数

14,639,223

28.5%

直近の感染者実数

1027

1,952

 

1026

1,266

 

1025

1,190

 

10/27現在 ワクチン種別 完了接種数と構成

AZ製

10,951,446

29.8%

ファイザー製

19,856,794

54.1%

モデル名製

4,421,387

12.0%

J&Jヤナセン製

1,480,150

4.0%

合計

36,709,777

100.0%

以上韓国当局発表資料より作成。

 


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