首相官邸が日々発表している新コロナウイルス・ワクチン接種状況の10月28日公表分では、1回以上接種した人が9,752万人となった。11月10日までには1億人を突破するものと思われる。
接種対象からもともと外れている12歳未満の1,203万人を除いた場合、全人口1億2,665万人(外国人居住者281万人含む)に対して、1,710万人がまだ未接種で、率にして13.5%、この中には健康状態などから接種できない人たちも含まれており、そうした人たちを除けば、実質1割を切っているものと見られる。
感染者が現在大幅に減っており、今だからこそ、そうした人はワクチン接種をすべきではないだろうか。
より感染力が強く、より重症化率も高いデルタ株に加え、ロシアや英国ではさらに感染力が強い変異株のデルタプラス株での感染が広がっているという。
日本でも新変異株での感染が拡大した場合、ワクチン接種をしていない場合の重症化リスクは高く、病院の感染入院患者数が増加すれば病院も逼迫し治療を十分に施すにも限度が生じ、重症化リスクをさらに押し上げる。それに加え重症化するほどに陰性化しても後遺症にさいなまれることになる。
9月まではワクチン接種の予約がなかなか取れなかった。しかし、10月からは予約もすぐ取れるようになっており、早期にワクチン接種すべきではないだろうか。
まだ接種していない人は早期に接種すべきで、頭で接種しない人も、自らの体に相談し、周囲の健康も考慮して判断すべきではないだろうか。
スクロール→
ワクチン接種状況/万人
|
10月28日首相官邸公表分
|
人口
|
12,665
|
|
該当数
|
比率
|
接種非対象者数
|
1,203
|
9.5%
|
12歳以上の未接種者数
|
1,710
|
13.5%
|
|
1回以上接種者数
|
9,752
|
77.0%
|
2回接種完了者数
|
8,974
|
70.9%
|