南アフリカ国で、最近特定された新型コロナウイルスの新たな変異株に関する調査が実施されている。
同変異株は、大きな懸念要因を持ち、南アが深刻な感染第4波に見舞われ、世界にも拡大し得るとの恐れが強まっている。
ギリシャ文字が付けられるまで「B.1.1529」と呼ばれるこの変異株には、異例に多数の変異が生じており、遺伝情報の配列解析機関を運営し、生物情報学を研究するトゥーリオ・デ・オリベイラ氏は、
「系統B.1.1.529の新しい亜種は、これまでの例と明確に異なっている」、
「変異体のゲノムに非常に珍しい突然変異が見受けられる」、
「ベータ変異株(=南ア株)には3つの変異があり、デルタ変異株(=インド株)には2つの変異があるが、B.1.1.529には30を超える変異があり、対象の変異株が割り当てられた他の循環変異株とは大きく異なる」
「予測される免疫回避と伝染性が懸念される」
としている。
南アのファーラ保健相は「深刻な懸念をもたらす変異株だ」と同様な見解を述べている。
南ア国立感染症研究所(NICD)のアン・フォン・ゴットバーグ氏は、この変異株に関連した感染件数を同国でこれまでに100件ほど特定したと明らかにした。
同変異株はボツワナでも見つかっている。
世界保健機関(WHO)の当局者らはこの変異株について協議するため、会合を開いた
すでに、南アの首都があるハウテン州、北西部、リンポポで感染者が急速に上昇しており、B.1.1.529は確認されただけでも100件、すでに香港でも南アからの旅行者から見つかっている。
以上、
ただ、南アのワクチン接種完了率は11月23日現在23.4%にとどまっている。
感染者が発生し続ける限りウイルスは変異し続け、何れ極悪変異株が出現する可能性が示唆されている。
デルタプラス株もまだ未解明、新型コロナウイルスは人から人に感染するとされるが、ウイルスが付着したモノに人が接触して感染することは昨年2月のダイアモンド・プリンセス号で検証済みでもある。
冬場は感染・寒冷、ウイルスの活性期間も長く、飛行機便などではどこからでも新たなウイルスが侵入するリスクがある。すでに日本は、欧米や韓国などが感染者増でテンヤワンヤになっている中、また東南アジアでも大量の感染者が出続けている中、ワクチンには有効期限があるにもかかわらず、接種完了者の国内受け入れを拡大し続けている。わざわざ・・・。
スクロール→
南アフリカ
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累計
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週
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日平均
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10/3~9
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2,929,100
|
4,675
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668
|
10/10~16
|
2,933,811
|
4,711
|
673
|
10/17~23
|
2,936,984
|
3,173
|
453
|
10/24~30
|
2,939,554
|
2,570
|
367
|
10/31~11/6
|
2,941,430
|
1,876
|
268
|
11/7~13
|
2,943,367
|
1,937
|
277
|
11/14~20
|
2,946,887
|
3,520
|
503
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直近の日別感染状況
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11月20日
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「B.1.1529」変異株
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892
|
11月21日
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691
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11月22日
|
314
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11月23日
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868
|
11月24日
|
1,275
|
11月25日
|
3,148
|