10月以降地震が多発しているのは、東北や東北沖は以前からと変わらず発生している。関東も千葉、埼玉、東京23区を震源にする地震も発生してきている。富士五湖周辺も多くなっている。
東日本大震災による余震が東北南部でも頻発し、茨城県や千葉県へ、そして埼玉や東京、さらに西の内陸部の富士五湖周辺へ、震源が南下しながら拡散してきているとも見える。
当然、大きな地震では周辺の多くの断層に刺激を与え、断層どうしのバランスが悪化している断層ではその刺激によりズレを生じさせ地震を発生させる。小さな断層では小さな地震、比較的大きな断層では比較的に大きな地震が発生することになる。ほとんど10キロ以上の地中の話、誰も見に行ったことはなく、音響検査などで断層の所在や状態を調べている。現実には未知の不安定な断層はいくらでもある。
10月以降、以前からも含め地震が多く発生している地域は、
関東、能登半島、長野県地方、和歌山県西部・播磨灘一帯、島根・鳥取域、熊本県、鹿児島県・霧島地方一帯も増加している。
ここでは、今回発生した和歌山県中西部の紀伊水道地震の周辺の発生地震を調べてみた。今回の地震は発生した地震の深度(約18キロ)の断層地震、南海トラフ(プレート間で発生する地震、深度30キロ)には関係ないとされているが、10月以降に紀伊水道、和歌山県北部、播磨灘、四国沖で発生した地震を以下の通り調べてみた。
ユーラシアプレート、太平洋プレートなどいくつもの地球表面の基盤のプレートが重なりあい日本は形成され、地球の自転の影響でそのプレートが不均一に年間数センチずつ動いていることから、プレート間の歪が生じ、日本ではプレート間の海溝型やトラフ型の巨大地震を発生させている。そのせめぎ合いの地の島が日本であり、地震は避けて通れない。