アイコン 中国 浙江省で新コロナ感染拡大で16工場生産停止 当局の要請 日本企業も多い省

Posted:[ 2021年12月14日 ]

中国東部の浙江省の3つの都市では、最近COVID-19の症例が急増している。

浙江省の感染は6日から始まり、紹興市と寧波市、杭州市に波及し、13日午前9時までの累計感染者数は178人で、紹興市が最多の107人。寧波市は47人、杭州市は18人などとなっている。
この間(6~13日)、中国全土では638人感染している。

省保健委員会は、麻雀やボードゲーム室、パブ、KTV、プールなどの屋内公共スペースを一時的に閉鎖するよう命じた。5人以上のテーブルで宴会を主催する人は、近隣委員会に報告する必要がある。ナーシングホーム、福祉施設、メンタルヘルス施設は閉ループ管理下に置かれる

紹興市上虞区に工場を持つ企業や寧波市、杭州市でも生産停止している工場がある。



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浙江省に拠点を持つ上場企業では、当局の要請に基づき、8日から13日午前までに少なくとも上場16社の工場が生産を停止した。

中国では感染しても無症状者は感染症例を公表しておらず、実際どれほど感染者が発生しているのかは不明なところもある。

中国の公表値では7日間で178人、日平均で25.4人しか感染してないが、これほどの感染で常に大騒ぎとなっている。
中央政府としては、14億人の人口、感染が各地に拡大すれば、収拾が付かなくなることから、これまでにも早め早めに強力な規制強化で対応させている。

上海市では、日本人の感染が確認され、一部の飲食店や住宅棟が封鎖された。
以上、中国紙等参照

中国の感染者数の公表値は、昨年2月末で79,824人、今年12月13日では99,780人となっており、この間21ヶ月間あまりで約2万人しか感染者は発生していないことになっている。それでいて、これまでに感染が出た各地では、市民全員や行政区単位で、数百万人を対象にPCR検査したり、地域をロックダウンしたり、厳しい規制をしてきている。

オミクロン株も感染者が出ているが、帰国者でありウイルスは管理されている。
中国の世界各国に対するインフラ投資や鉱山開発では、中国から大量の労働者を相手国に送り込んでおり、1月末の旧正月には大量に一時帰国することになる。こうした正月帰国者を中央政府が帰国させない可能性もある。
オミクロン株は脅威の感染力を持つことは、南アフリカでは2週間足らずで感染者が10倍に増加していることからも窺い知ることができる(11/29日2,273人⇒12/12日37,875人)。

 


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