22日には10人以上の感染者が8都府県で発生、検疫では41人も感染者が出ている。12月13日から19日までの空港検疫(成田+羽田)での陽性判明者をゲノム解析したところ、68人がオミクロン感染者であり、うち32人がアメリカからの帰国者(47%)だった。
米国から帰国し、入管検査で陰性、東京の自宅で隔離に入った20代女性のように、帰国当日に男性と会うなど厚労省入管検疫当局との誓約書など紙切れ同然。そうした海外から帰国した人たちが全国の自宅に帰っている。
発症している人以外、精度が悪い抗原検査の厚労省入管検疫で、陽性者が出た飛行機のみ同乗者を隔離施設に入らせているが、それ以外はすっぽんぽんの自宅へ帰郷させ、全国で自宅隔離に入らせている。台湾のように帰国後自宅隔離に入り誓約を破った場合、何百万円もの罰金が科せられることもなく、隣国のように検疫で陰性だったとしても帰国した翌日に自宅近くでPCR検査(義務、解除前にもう一回の2回検査)を受けるわけでもなく、いらっしゃ~いオミクロン株さまの状態が日本の現実ではないだろうか。
かといって、厚労省はワクチンを抱え込み追加接種を意図的に進めず、まだ24万人しか接種していない。優先接種で早期に接種した医療関係者や高齢者施設の介護者などだけでも650万人もいる。