アイコン オミクロン株の猛攻始まる 日々倍々の増加  米軍基地が震源地 沖縄・岩国

Posted:[ 2022年1月 6日 ]

日本でもいよいよ第6波が始まった。それも感染力がデルタ株の3~5倍強いとされるオミクロン株によるもの、
こうなることは厚労省検疫当局の水際対策が杜撰だったことに尽きるが、追加接種も厚労省が頑として方針変更せず、新コロナウイルスに共通する重症化しやすい免疫脆弱者である高齢者の追加接種さえも1月からとしている。12月から始めるとしたものの12月中に追加接種した人はたったの56万人にしか過ぎない。

それに東京都は第6波を予期しながら、この間、病院・病床の一元化管理システムの構築を行っておらず、第5波で医師会役員や俗に言う専門家が属する医療機関の専用病床の稼働率が極端に低かった反省もしていないようだ。

7~9月までの第5波では、首都圏の重症病床の平均稼働率が最高60%台であり、病床不足で重症患者が適時に入院できず、多くの生命が失われた。
逼迫した病院はパニック状態の85%以上の稼働率だったものの、こうした関係者の病院は50%以下の稼働率だったことが判明している。
病床数値を握る小池都知事も厚労省もわかっていながら、パフォーマンスなのか、さらに専用病床増加に走り回っていた。(確保病床数は都道府県ごとに厚労省が発表してもいた)



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そうした病院に対しても国は病床設置に高額補助金を交付。それにもかかわらず、こうした輩が関係する病院の稼動率は惨憺たるものだった。こうした輩が日本の新コロナ感染症の医療行政を取り仕切っている異常な国家の実像となっている。

オミクロン株の重症化リスクはこれまでのところ低いとされているが、感染者を激増させれば、自ずと重症者も増加する。それに加え、重症化率の高い高齢者のワクチンの有効期間はとうに切れており(5ヶ月後には有効率半分以下)、追加接種をさせなかった厚労省により多くの人命が失われる可能性すらある。

オミクロン株は感染力が強いものの無発症者が多く、そうした無発症者や軽い風邪気味程度の軽い軽症者が感染させている可能性が高い。
また、ウイルスはモノに付着して感染させる力も強く、小まめな手洗い、うがいも必要。過去の変異株でも水道蛇口の開閉器にウイルスが付着し、洗面所を介してクラスター発生、昨年2月のクルーズ船でもビッフェ料理のトングを介しての船内感染が明らかにされていた。

<米軍基地と感染拡大>
日本へ出国時、日本に入国時に感染検査をしない駐留米軍、沖縄の米軍基地で大クラスターが発生しているのは米海兵隊の基地(キャンプハンセン)、今では沖縄米軍の9基地に感染が広がっている。同じく、米海兵隊の岩国基地でもクラスターが発生、基地を共同利用する自衛隊隊員も感染、市中感染も広がっている。山口県岩国市の市中感染拡大は、距離的に近い広島でも感染を拡大させている。

こうした米軍基地には多くの日本人が働いており、既に感染者も発生している。
なお、佐世保市の米海軍基地は12月28日、16人の感染と1人の死亡を発表し、1月5日にも新たに16人の感染があったと発表している。市中に感染が拡がなければよいが・・・・。

冬場は、モノに付着したウイルスの活性期間が長く、注意を要する。
国は自宅隔離してもらう感染者に対しては、サージカルマスクを提供すべきだろう。家族と同居の自宅隔離ならば特に必要だ。市販されている一般のマスクは、知らない間に感染した人の飛まつを遠くへ飛ばさない程度の役割しかない(それも重要)。オミクロン株はそれほど感染力が強い。

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スクロール→

15日の感染者数

沖縄

623

米軍基地

東京

390

 

大阪

244

 

広島

138

米軍基地

山口

104

米軍基地

愛知

73

 

埼玉

82

 

千葉

69

 

京都

92

 

奈良

54

 

滋賀

54

 

検疫

147

 

50人以上計

2,070

 

36道県

568

 

合計

2,638

 

検疫陰性者の危うさ

日本は入国者・帰国者の入管検疫で陰性だった場合、帰郷させ自宅隔離に入らせ、当局はスマホで具合などを管理しているだけ。検疫検査での陽性判明者数は厚労省が公表しているが、自宅隔離に入り、その後、具合が悪くなり検査を受け、陽性判明した人は地方でカウントされ、人数は判明しない。

隣国の場合は、入管検疫検査で陰性だった場合、日本と同じく、帰郷して自宅隔離に入る。
日本と大きく異なるのは、入国して2日目に必ず最寄りのPCR検査所でPCR検査を受けることを義務付けている(罰則付き、当局からスマホで管理もされている)。
それは、入管検疫検査ではPCR検査は時間がかかることから、精度が落ちる抗原検査で判断しているところにある。それをカバーするために隣国では入国2日目にPCR検査を義務付けている。当然、無発症者も捕捉できる。

下記表でわかるとおり、入管検疫での入国者の感染捕捉率は20%に過ぎず80%は帰郷した自宅隔離2日目に検査を受け、陽性が判明している。(ただ、両国とも帰郷させ自宅隔離に入り、人様に感染させる危うさを持つ)

結果、日本はオミクロン感染者を自宅隔離に入らせ、市中感染拡大の原因を作っているといえる。

隣国の入国者の7日間の感染状況推移 (12/8~1/5)
年末にかけ、隣国でも帰国者は多くなっているが、日本と変わらずオミクロン株感染爆発中の米国からの帰国者が多く、オミクロン株感染と見られる人たちが検疫検査でも急増しており、また検疫では陰性だったものの自宅隔離に入り、入国2日目のPCR検査で陽性が判明した人たちも急増していることがこの表からわかる。

 


スクロール→

入管検疫で感染が判明しない人の率は80%(隣国)

隣国

12/30

1/5

12/23

29

12/16

22

12/8

15

合計

入管検疫

234

82

54

53

423

自宅隔離2日目

728

502

314

165

1,709

入国感染者計

962

584

368

218

2,132

検疫捕捉率

24.3%

14.0%

14.7%

24.3%

19.8%

・なお、1211日は隣国当局の公表漏れがあり、欠日とし128日を加え7日間としている。

 


スクロール→

日本のワクチン接種完了者数の月別推移/World Meter

2/16接種開始

各月末 累計数

月接種数

経過

3

125,580

0.1%

125,580

9ヶ月経過

4

1,040,000

0.8%

914,420

8ヶ月経過

5

4,010,000

3.2%

2,970,000

7ヶ月経過

6

17,740,000

14.0%

13,730,000

6ヶ月経過

7

37,840,000

29.9%

20,100,000

5ヶ月経過

8

58,510,000

46.2%

20,670,000

4ヶ月経過

9

75,700,000

59.8%

17,190,000

3ヶ月経過

10

91,229,398

72.0%

15,529,398

2ヶ月経過

11

97,450,000

77.3%

6,220,602

1ヶ月経過

12

98,660,000

78.3%

1,210,000

0ヶ月経過

15日更新分

99,288,228

78.4%

628,228

 

人口

126,650,000

首相官邸&Our World in Dataより作成

・人口は281万人の日本在住外国人含む今年1月1日現在の総務省発表値

接種未完了者数

27,361,772

12歳未満1203万人含む

追加接種(首相官邸発表分)

15日更新分

669,611

0.5%

 

医療・介護関係者等

6,550,000

最優先接種

65歳以上高齢者

32,300,000

優先接種

以上除く一般

87,800,000

 

人口合計

126,650,000

 

 


スクロール→

世界の感染者数推移

 

累計

日平均

備考

20/1

17,884

17,884

 

武漢型

20/2

88,714

70,830

2,442

 

20/3

968,282

879,568

28,373

欧州型

20/4

3,396,228

2,427,946

80,932

 

20/5

6,405,236

3,009,008

97,065

 

20/6

10,994,470

4,589,234

152,974

 

20/7

18,258,652

7,264,182

234,328

 

20/8

26,314,150

8,055,498

259,855

 

20/9

34,932,820

8,618,670

287,289

 

20/10

47,186,370

12,253,550

395,276

 

20/11

64,002,311

16,815,941

560,531

 

20/12

83,952,608

19,950,297

643,558

既存株

21/1

103,497,763

19,545,155

630,489

21/2

114,601,934

11,104,171

396,578

 

21/3

129,315,800

14,713,866

474,641

 

21/4

151,817,626

22,501,826

750,061

英国株

21/5

171,582,543

19,764,917

637,578

21/6

183,099,331

11,516,788

383,893

 

21/7

198,837,245

15,737,914

507,675

デルタ株

21/8

218,792,927

19,955,682

643,732

21/9

234,689,736

15,896,809

529,894

 

21/10

247,276,428

12,586,692

406,022

 

21/11

263,086,938

15,810,510

527,017

 

21/12

288,476,996

25,390,058

819,034

オミクロン株

 

2021

1231

1,934,042

オミクロン株

感染爆発中

2022年

11

1,768,377

12

1,288,813

13

1,461,729

14

2,194,298

 

 


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