隣国は11月1日よりウィズコロナ策を導入したもののも瞬く間に感染者数が増加する一方、重症者数、死亡者数も増加して手が付けられなくなり、12月18日にウィズコロナ策を中断した。同策導入前は午後10時までの酒提供飲食が、導入により24時間可能になっていたものの、中断により、より厳しい午後9時までの酒提供飲食店の営業時間規制となった。
その効果は歴然としており、中断から3週目で感染者数はほぼ半減してきている。それに伴い重症者数も死亡者数も減少してきている。
オミクロン株も浸透してきているものの規制強化が感染急拡大を押さえ込み、また、ワクチンの追加接種が11月下旬から急速に進み、追加接種が持つ感染抑制効果、重症化リスク低減も大きく寄与している。
ただ、まだウィズコロナ策導入以前の水準には戻っておらず、気を抜けば日本のようにオミクロン株が瞬く間に広がる懸念もある。隣国も1月16日までの中断期間もさらに延長するしかないオミクロン変異株環境にある。