東証２部のラオックスは、関連当事者である蘇寧潤東国際投資管理有限公司（本社：香港）に対し２０１９年１２月に３５億円を投資していたが、元本の１０億円の回収は行ったものの、残る２５億円については、取立不能又は取立遅延のおそれが生じたとして、今後、貸倒引当金繰入額を特別損失として計上すると発表した。

なお、蘇寧潤東国際投資管理有限公司は、ラオックスの取締役張康陽及びその近親者が、議決権の１００％（間接保有を含む）を所有する蘇寧控股集団有限公司が、蘇寧潤東国際の議決権の８０％を間接保有している関係会社。

なお、ラオックスは、柱の中華圏からのインバウンド需要事業が新コロナにより大打撃を受け続けている。