アイコン 日本電産 第3四半期 家電用などが業績牽引 車載用は材料高に見舞われる

Posted:[ 2022年1月27日 ]

同社は第3四半期について、IMFは2021年10月時点で2021暦年の世界経済成長率を+5.9%と予測している。

当社を取り巻く環境は、半導体不足、原材料価格高騰、新コロナの新興国での感染拡大等のリスク要因が顕在化した状態となった。

特に車載部門の顧客生産台数は減少トレンドからの本格回復が未だ見られておらず、厳しい経営環境が継続している。

このような状況下、当社は2025年度をターゲットとする新中期戦略目標(Vision2025)を設定しており、環境変化に力強く適応する成長企業を目指している。

その骨子は、
2021年度~2022年度は
1、 連結売上高目標2兆円
2、 生産性向上:従業員一人当たりの売上高と営業利益を3割増
3、 ROIC(投資資本利益率)10%以上
4、 ESGで評価される企業に



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2023年度~2025年度は、
1、連結売上高目標4兆円
2、生産性向上:従業員一人当たりの売上高と営業利益を倍増
3、ROIC(投資資本利益率)15%以上
4、ESGで評価される企業に
としている。

今期第3四半期までの業績を牽引したのは、家電用や産業用製品および機械装置となっている。

自動車業界はEVの販売台数は増加しているが、半導体不足で全体では生産が減少し、同社の車載用は増収減益となり、電子部品の高騰を受け原価高になったようだ。

大型製品の自動車駆動用=パワートレイン「E-Axle」はまだこれからのようだ。同社自身も半導体不足の影響を受けている。E-Axleは大手メーカーと提携してでもEVに採用してもらえば相乗効果で多くのメーカーが採用するものと見られるが・・・。
 


スクロール→

日本電産

22年3月期第3四半期 IFRS式

連結/百万円

売上高 

営業利益

←率

税前利益

株主利益

20/3Q3

1,159,608

93,204

8.0%

93,050

49,326

21/3Q3

1,184,991

115,509

9.7%

109,314

83,615

22/3Q3

1,407,210

134,631

9.6%

130,554

100,443

22Q3/21Q3

18.8%

16.6%

 

19.4%

20.1%

22/3期予想

1,800,000

190,000

10.6%

185,000

148,000

22/21期比

11.2%

18.7%

 

20.9%

21.3%

21/3

1,618,064

160,011

9.9%

152,978

121,977

20/3

1,534,800

110,326

7.2%

106,927

60,084

19/3

1,518,320

138,620

9.1%

139,014

110,798

 


スクロール→

日本電産 2022/3期Q3 部門別 売上高と営業利益率

連結/億円

売上高

営業利益

事業分野

当期 

前期比

当期 

前期比

利益率

精密小型モータ

321,225

-5.5%

37,126

-27.5%

11.6%

車載

301,118

17.6%

10,829

-10.3%

3.6%

家電等産業用

575,778

34.1%

57,916

59.9%

10.1%

機械装置

154,254

38.5%

31,223

58.8%

20.2%

電子・光学品

51,988

13.8%

7,349

47.4%

14.1%

その他製品

2,847

12.3%

324

36.1%

11.4%

調整

0

 

-10,136

-

 

合計

1,407,210

18.8%

134,631

16.6%

9.6%

 

 


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