売上高が前年同期比19.2%増の23兆2670億円、営業利益は67.9%増の2兆5318億円、最終的な儲けを示す純利益は57.8%増の2兆3162億円となった。いずれもこの期間として過去最高だった。
昨秋に想定した為替レートは1ドル=110円だったが、21年末には1ドル=115円ほと円安ドル高が進んだ結果、海外販売の売上高が膨らみ、輸出の採算性も向上した。
生産台数は下半期からの半導体不足や新コロナによるサプライチャーの混乱から減少したが、自動車市場全体で玉不足になっており売り手市場、インセンティブ販売(値引き販売)が激減し、営業利益を大きく押し上げている。
4~12月期の世界販売台数は前年同期比8.0%増の約716万台。
通期では連結のダイハツなどで新コロナの感染者が協力工場や自社工場で発生し、生産調整に入ったりしており、年度の販売台数は決算上半期に積み上げたプラスを下半期にどれだけ食うかになる。生産調整もあったことから生産できるラインはフル稼働させている。
今期は売上高はともかく、利益は過去最高を予想している。