同社は、第1四半期に見られた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響からの医療需要の回復傾向が継続して見られ、概ね当社グループの販売は好調に推移した。一方で、全産業・全地域で見られているサプライチェーンの混乱と製造費の高騰、工場の操業度低下等の問題は、当社グループにおいても顕在化し、第4四半期から次期にかけて、引き続きその安定・確保に対応を必要とすると見られるとしている。
売上高は、日本ではホスピタルカンパニーのアライアンス事業、ホスピタルシステム事業の輸液ポンプやシリンジポンプの好調に加え、心臓血管カンパニーのTIS(カテーテル)事業、ニューロバスキュラー事業において需要が着実に回復し、前年同期比4.5%の増収となった。
海外では、心臓血管カンパニーのTIS事業とニューロバスキュラー事業、血液・細胞テクノロジーカンパニーにおいて需要が顕著な回復を示し、前年同期比22.7%の増収となったとしている。
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テルモは、注射器等新コロナは追い風となると見ていたが、同社の主力はカテーテル、注射器の割合は僅少、新コロナによる一般病棟の稼働率悪化は同社の売上高に影響する。
心臓血管カテーテル等54%、ホスピタル29%、血液システム18%の売上構成。米国をはじめ海外売上高が67%。