アイコン 韓国通販の「韓流ダイエットやせ薬」に麻薬成分 「プソイドエフェドリン」規制できず<

Posted:[ 2022年8月20日 ]

30~40代女性に「韓流ダイエット薬」として販売されている薬が社会問題となっている。

覚せい剤取締法によって処方がなければ販売できない薬物だが、日本ではこうしたことを知らずにインターネットを通じて直接購入する事例が続出している。

当局はこの薬を販売する韓国の医院を処罰する権限がなく、韓国税務当局に協力を要請したものの、事実上はお手上げ状態だという。

朝日新聞が18日、東京税関は今月初め、埼玉県内のある住宅を捜索し、台所で違法な薬品数十錠を発見した。住人の30代女性が今年、数回にわたり韓国のある医院から購入した「ダイエット薬」。
この薬は覚せい剤の成分である「プソイドエフェドリン」を10%以上含有していて、服用すると食欲が減退するが、さまざまな副作用があり、リスクが小さくないことが分かった。

 



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日本では覚せい剤取締法により輸入が禁止されていて、処方を受けずに購入すれば処罰を受ける。
朝日新聞は「韓国の医院のホームページでは『6万人の臨床経験と実績のある安全な処方です』などと日本語表記で紹介している」と報道した。
処方代金やほかのサプリメントと合わせて、1ヶ月分が約2万円だという。

日本の税関当局では、日本人が韓国の医院からこの薬品を購入した事例を500件以上確認していて、繰り返し購入した人を摘発・処罰している。
今年に入って東京税関では関税法違反(輸入禁止貨物の輸入)容疑で13件を摘発したが、日本人に対する販売は今も続いているという。
以上、

プソイドエフェドリンは覚醒剤の原料。アメリカ国内での覚醒剤合成にはプソイドエフェドリンを原料とするものがほとんど。乱用を防ぐため、風薬等含有薬品の市販薬販売は薬剤師や従業員の管理下に置かれ、2箱に制限されている。
日本では鼻炎用の市販薬に含有しており、購入は原則1箱に限定されているという。
またプソイドエフェドリン自体に覚醒作用があるため、フェニレフリン内服に転換する動きが広がっている。

<プソイドエフェドリン>常習性麻薬成分
交感神経を刺激することで鼻粘膜の血管を収縮させて充血・腫れをとり、鼻づまりなどを改善する成分。主に鼻炎用内服薬や総合感冒薬(かぜ薬)などに配合されている。
抗ヒスタミン成分が効きにくい鼻づまりにも適している。
注意事項:
病気治療中の人、甲状腺機能亢進症、高血圧、心疾患、糖尿病、脳出血、閉塞隅角緑内障、尿閉などの既往歴のある人、薬を服用中の人、授乳中の人、高齢者は、使用前に医師または薬剤師に要相談。
交感神経刺激作用に伴う血圧上昇、心悸亢進(動悸)、指や手のふるえ、頭痛、不眠、めまい、吐き気、食欲不振、口の渇き、イライラ感、不安感などの副作用が報告されている。こうした症状に気づいたら、医師または薬剤師に要相談。

洗脳⇒交感神経刺激作用薬⇒麻薬

 

 


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