暴力的なゼロコロナ策に抗議した違法な抗議集会(中国は政府の政策を批判する集会はすべて禁止している)が全国的な拡がりを見せ、怖くなった習近平政権は、これまでの規制を見直し緩和した。
しかし、北京では感染が急拡大して、怖くなって市民たちが外出を自粛して商店街や商業施設は閑古鳥が鳴いているという。
規制緩和で消費活動が活発となり、ゼロコロナ策などで低迷した経済にも好影響が出ると期待されたが、空振りが濃厚となっている。
一方、iPhone 製造工場がある河南省では、地域別ロックダウンが解除され、工場も生産回復へ向け動き出している。
中国のゼロコロナ策は戒厳令と一緒、外出をしようものなら、監視当局や警察により、殴る蹴るが当たり前、袋ダタキにされる。現体制で14億人を束ねるにはそれしかないだろうが、人はめえ~と啼くばかりの羊ではない。
ただ、中国では東京のような1000万人を超える都市が17都市にあり、都市で感染が拡大すれば未曾有の感染者と死亡者が発生することにもなる。
中国がこれまで公式に発表している累計感染者数は187万人(12/11日)、有症者しか発表しておらず、無発症者を入れた数が10倍だったとしても1870万人、20倍だとしても3740万人に過ぎない。人口14億1千万人、感染率は20倍だとしても2.6%に過ぎない。
一番抗体を持つのは感染、次にワクチンであるが、ワクチンにしてもその有効性は低く、抗体には感染してもワクチンによっても有効期間もある。
以上、現地報道など参照