財務省が8日発表した1月の国際収支統計(速報)によると、貿易や投資などの海外との取引状況を表す経常収支は1兆9766億円の赤字だった。赤字は22年10月以来3ヶ月ぶり。
比較可能な1985年以降では、2014年1月の▲1兆461億円の赤字を超えて過去最大。
超円安や資源高でエネルギー関連の輸入額が膨らんだことが響いた。
経常収支は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支や、外国との投資(工場進出や金銭投資)のやり取りを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成している。
貿易収支の赤字が▲3兆1818億円と前年同月から赤字幅を拡大させたことで、全体を押し下げた。
以上、
すべては政府と財界企業が小泉時代から、新分野の研究開発による付加価値の創造とその展開を100%怠り、安直に労務費が安い=生産コストが安い東南アジアへ工場進出、日本の賃金をその東南アジアの賃金と競わせようとし、アベノミクス消費不況を招いた経団連とチン糞関係の政府にすべての問題が凝縮されている。
企業がいくら利益を出しても、人手不足になっても、賃金が上がらないのは世界中見ても日本しかない。
少子化の中、そうした企業には魅力もなく誰も行かなくなり、優秀な人材もいなくなった。
政府と経団連による国民コントロールはうまく行ったが、世界から大きく取り残される結果を招いている。
ロケットや衛星は失敗続き、貿易も衰退しかかっている。
黒田日銀総裁・鈴木財務大臣・・・新コロナ・ウクライナ侵攻・露制裁という異常・非常事態の中、円安は日本経済のためになると言い続け・・・。どこが・・・
スクロール→
23年1月の貿易収支と経常収支
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/億円
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1月
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22/1月
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比
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貿易サービス収支
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-39,401
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-27,869
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-11,532
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貿易収支
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-31,818
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-47,839
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16,021
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輸出
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68,227
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65,990
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2,237
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輸入
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100,045
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81,787
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18,258
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サービス収支
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-7,584
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-8,073
|
489
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第1次所得収支
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22,905
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19,396
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3,509
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第2次所得収支
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-3,270
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-1,331
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-1,939
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経常収支=国際収支
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-19,766
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-5,804
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-13,962
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円安に振れたのは露制裁の22/3月以降
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対ドル円
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130.09
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114.88
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13.2%
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月末国際相場(ドル)
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原油価格(WTI)
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79.50
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89.88
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-11.5%
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天然ガス価格(NYM)
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2.684
|
4.829
|
-44.4%
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石炭価格
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262.00
|
222.75
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17.6%
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