同社の23年3月期の決算は、塩ビなど石油化学材など生活環境基盤材料の売上高が原油価格の高騰を受け大幅上昇、連れて営業利益も大幅増となっている。ほかシリコンウェハや希土類磁石など等電子材料も、車載用途・パーソナルケア用途などの機能材料も大幅に伸び、全体の売上高は前期比47.6%増、営業利益は47.6%増、営業利益率は35.6%に達している。
今期は原油高が落ち着いてくることから石油化学品の売上高や営業利益も落ちると思われるが、超円安は続いており、超円安効果で利益を押し上げる可能性もある。今期の決算予想については判明しだい公表するとして当報告では公表されていない。
同社は、塩ビは世界の10%を生産、シリコンウェハは世界№1のシェアを有する。