アイコン 住友林業 12月決算 海外事業好調 決算推移とセグメント別


同社は海外事業が実を結んで急拡大しており、特に米市場が好調で前期は売上高の構成では約20%ながら営業利益のほとんどをたたき出している。営業利益には円安効果も大きく貢献している。

海外での戸建開発事業は、
米国においては、ワシントン州、ユタ州、テキサス州、メリーランド州、ノースカロライナ州等の地域で住宅市場が堅調に推移した結果、米国全体の引渡戸数は前期より増加し、業績は好調に推移した。

豪州では、ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州及びクイーンズランド州等で事業を展開している。しかし、低調な住宅市場を背景に引渡戸数が前期より減少し、業績は伸び悩んだ。

 

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不動産開発事業では、
米国においては集合住宅及び商業複合施設の売却を順調に進めたこと等により業績は堅調に推移した。

東南アジアにおいては、ベトナム、インドネシア、タイにおいて、取組中の戸建住宅及び分譲マンションプロジェクトを着実に進めた。
なお、昨年12月に戸建住宅事業を行うScott Park Group Pty Ltd.(本社:豪州西オーストラリア州)を連結子会社とし、豪州西部エリアに新たに進出した。
また、戦略的パートナーである(株)熊谷組と本年1月に合弁会社を設立し、インドネシアのジャカルタにおいて不動産開発事業に着手するとしている。

住宅業界も日本にいる限り人口減少は進み、競争激化、多くを望めない。ならば、海外へ進出するしかないが、ほとんどの経営者がその肝を持ち合わせていない。ただ、カントリーリスクもあり、投資リスクを大手コンサルに判断を仰ぎ、さらに信用できる地元大手住宅会社と提携しての共同開発が望まれようか。そうしたコンサルは今では日本にいくらでもある。東南アジアなどでも大金持ちの数はすでに日本より多い。
 


スクロール→

セグメント別売上高と営業利益 連結/百万円

セグメント

売上高

前期比

営業利益

前期比

利益率

木材建材事業

273,733

26.2%

14,878

49.0%

5.4%

住宅・建築事業

533,506

4.4%

15,899

-19.1%

3.0%

海外住宅・不動産

848,724

31.7%

161,317

54.6%

19.0%

資源環境

21,871

-1.9%

1,392

-64.6%

6.4%

その他

24,553

2.5%

1,938

-5.7%

7.9%

小計

1,702,387

 

195,424

 

11.5%

調整

32,680

 

37,171

 

 

合計

1,669,707

20.5%

158,253

39.2%

9.5%

 

↓住友林業決算推移・要約版

連結/百万円

売上高

営業利益

←利益率

株主利益

19/3

1,308,893

49,497

3.8%

29,160

20/3

1,104,094

51,377

4.7%

27,853

20/12

839,881

47,462

5.7%

30,398

21/12

1,385,930

113,651

8.2%

87,175

22/12

1,669,707

158,253

9.5%

108,672

 前期比

20.5%

39.2%

 

24.7%

23/12期予

1,598,000

101,500

6.4%

77,000

 22/12

-4.3%

-35.9%

 

-29.1%

 

[ 2023年3月15日 ]

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