北九州の三井ハイテック 1月決算 大増収大増益 営業利益225億円
同社は1月決算について、超精密加工技術をベースに省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の供給拡大と生産性向上に取り組んでいる。また、金型製作から製品供給までの一貫生産の強みを活かし、他社との差別化を図っている。
事業環境を分析してその変化に対応し、健全な企業体質を構築するために各事業やロケーションの特徴・機能を含め相乗効果が発揮できるよう連携して取り組んでいる。
今後も超精密加工技術を核として、グローバル供給体制を活かし顧客ニーズに対応するとともに、引続き生産性向上、原価低減に取り組み収益拡大を図るとしている。
同社は、これまでの「半導体分野」と新たな「自動車分野」を事業ターゲットしている。
セグメントの電機部品は、EV用モーターコア、省エネ家電製品用モーターコアを柱に快進撃、前期は売上高を32.7%伸ばしている。営業利益は0.4%増にとどまっているが、これは先行投資の償却費用などの影響によるもので、今後、同社の大黒柱になる可能性が高い。
以前の主事業であるICリードフレーム事業も車載用に展開している。
同社の事業所(工場)は国内6ヶ所だが、海外事務所は中国2ヶ所、台1ヶ所、比1ヶ所、欧2ヶ所、米2ヶ所に進出し、グローバル展開している。
同社は時の寵児、大波に乗った可能性が高い。
スクロール→
↓三井ハイテック
セグメント別売上高と営業利益 連結/百万円 |
|||||
セグメント |
売上高 |
前期比 |
営業利益 |
前期比 |
利益率 |
電機部品モーターコア |
100,184 |
32.7% |
9,093 |
0.4% |
9.1% |
電子部品 |
70,041 |
18.4% |
12,222 |
56.4% |
17.4% |
金型・工作機 |
11,808 |
10.3% |
1,290 |
68.7% |
10.9% |
小計 |
182,033 |
|
22,605 |
|
12.4% |
調整 |
-7,418 |
|
-19 |
|
|
合計 |
174,615 |
20.5% |
22,586 |
39.2% |
12.9% |
三井ハイテック |
||||
連結/百万円 |
売上高 |
営業利益 |
←利益率 |
株主利益 |
18/1月 |
78,727 |
2,142 |
2.7% |
1,906 |
19/1期 |
81,985 |
499 |
0.6% |
302 |
20/1期 |
86,970 |
19 |
0.0% |
-624 |
22/1期 |
139,429 |
14,959 |
10.7% |
11,778 |
23/1期 |
174,615 |
22,586 |
12.9% |
17,581 |
前期比 |
25.2% |
51.0% |
|
49.3% |
24/1期予 |
205,000 |
22,600 |
11.0% |
16,600 |
22/12比 |
17.4% |
0.1% |
|
-5.6% |