アイコン 2023年の訪日客数 19年比8.2%増の2506万人 表いっぱい

Posted:[ 2024年2月 1日 ]

12月の訪日客数は、2019年同月比8.2増の2,734000人と新コロナ後で単月過去最多となるとともに、12月としても過去最高を記録した。

23市場のうち12市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、中東地域)において 12月としては過去最高を記録したほか、香港、シンガポール、インドネシア、豪州では単月過去最高を更新した。

特に、東アジアでは韓国や台湾、欧米豪・中東地域においては米国などで訪日客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。

また、2023年の年間訪日客数は25,066,100人。単月では10月に初めて2019年同月比100%を超えており、年間でも2019年比で78.6%と8割程度まで回復が進んでいる。

※数値はすべてJNTO公表値により作成



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スクロール→

23年12月と年間の訪日客数 2019年比

 

202312

2023年計

/千人

訪日数

19年比

23/112

19年比

構成

全体

2,734,000

8.2%

25,066,100

-21.4%

100.0%

韓国

782,700

215.7%

6,958,500

24.6%

27.8%

台湾

399,500

14.7%

4,202,400

-14.1%

16.8%

中国

312,400

-56.0%

2,425,000

-74.7%

9.7%

香港

251,100

0.6%

2,114,400

-7.7%

8.4%

タイ

125,800

-23.7%

995,500

-24.5%

4.0%

シンガポール

113,700

13.3%

591,300

20.1%

2.4%

マレーシア

60,800

-22.3%

415,700

-17.1%

1.7%

インドネシア

63,700

7.6%

429,400

4.0%

1.7%

フィリピン

79,100

-3.0%

622,300

1.5%

2.5%

ベトナム

37,000

29.9%

573,900

15.9%

2.3%

インド

13,500

15.0%

166,300

-5.5%

0.7%

豪州

89,500

23.2%

613,100

-1.4%

2.4%

米国

183,200

26.8%

2,045,900

18.7%

8.2%

カナダ

36,400

3.6%

425,900

135.0%

1.7%

メキシコ

9,100

40.0%

94,700

32.0%

0.4%

英国

23,900

-13.9%

321,500

-24.2%

1.3%

フランス

17,700

-12.6%

277,400

-17.5%

1.1%

ドイツ

11,800

-13.5%

233,400

-1.3%

0.9%

イタリア

10,600

-5.3%

152,400

-6.4%

0.6%

スペイン

6,400

-12.3%

115,900

-11.0%

0.5%

ロシア

3,300

-62.6%

42,000

-65.0%

0.2%

北欧

7,300

-26.1%

113,000

-19.9%

0.5%

中東

7,200

29.6%

109,600

15.2%

0.4%

その他

88,300

9.8%

1,026,600

-4.3%

4.1%

 


スクロール→

訪日客年間推移

 

訪日客数

前年比

 

 

2015

19,737,409

47.1%

 

2016

24,039,000

21.8%

 

2017

28,691,073

19.4%

 

2018

31,191,856

8.7%

 

2019

31,882,049

2.2%

韓国Japanボイコット

2020

4,115,828

-87.1%

新コロナ

2021

245,900

-94.0%

新コロナ

2022

3,832,900

1458.7%

秋からJapan旅行バーゲン

2023

25,066,100

554.0%

ウィズコロナ策/超円安バーゲン

 


スクロール→

 

中国

韓国

 

客数

前年比

客数

前年比

2015

4,993

107.3%

4,002

45.3%

2016

6,373

27.6%

5,090

27.2%

2017

7,355

15.4%

7,140

40.3%

2018

8,380

13.9%

7,539

5.6%

2019

9,594

14.5%

5,584

-25.9%

2020

1,069

-88.9%

487

-91.3%

2021

42

 

19

 

2022

189

 

1,012

 

2023

2,425

 

6,958

 

 ★今後期待される中国からの訪日客数

中国経済は不動産バブル崩壊で落ち込んでおり、観光客の回復も遅れている。

回復には、iPhone販売も落ち込むなど南シナ海、台湾問題で愛国主義が蔓延っており、時間が必要だが、19年比でも徐々に回復してきている。 

来年、トランプ氏が大統領に就任すれば、関税を現行最高25%を70%まで引き上げるとも予想されており、訪日客数は数億人に達する富裕層をターゲットにしても今年に確実に増加させておく必要がある。


スクロール→

中国からの訪日客数 2023年の推移 単位:人

2023

2019

2023

19年比

1

754,421

31,291

-95.9

2

713,617

36,285

-95.0

3

691,279

75,700

-89.0

4

723,132

108,300

-85.1

5

756,365

134,400

-82.2

6

880,651

208,500

-76.3

7

1,050,420

313,300

-70.2

8

1,000,600

364,100

-63.6

9

819,100

325,600

-60.2

10

730,600

256,300

-64.9

11

750,900

258,300

-65.6

12

710,200

312,400

-56.0

112

9,581,285

2425000

-74.7

・訪日、個人客は233月半ば解禁、団体客は23810日解禁

・中国経済は不動産バブル崩壊/消費低迷に陥っている

 

★韓国も消費不況に陥っているが、海外旅行が大好きな国民性、また国内旅行が海外からの 訪韓客数増で再び観光地の諸経費が高騰し、日本での観光費用と変わらないか、安いため、大挙して日本へ訪れている。

韓国の景気が良くなるには、輸出低迷と不動産バブル崩壊の中国経済と、それにエネルギー高+金利高により悪化している欧州経済が上向きになることが前提となっている。時間はかかりそうだが、失業率は大幅に改善されており、若者中心の韓国からの訪日客は想定外のことが生じない限り、増加し続けるものと見られる。

12月の失業率は3.3%(11月の2.8%と比較すれば高くなっている)/うち青年失業率は5.5%(低い)。訪韓客数増で首都圏などの小売業やホテルなどサービス産業の就労者数が増加し続けている。


スクロール→

2023年 韓国からの訪日客

ノージャパンは2019年8月から

韓国から

2019

2023

19年比

1

779,383

565,251

-27.5%

2

715,804

568,622

-20.6%

3

585,586

466,800

-20.3%

4

566,624

467,000

-17.6%

5

603,394

515,700

-14.5%

6

611,867

545,100

-10.9%

7

561,675

626,800

11.6%

8

308,700

569,100

84.4%

9

201,200

570,400

183.5%

10

197,300

631,100

219.9%

11

205,042

649,900

217.0%

12

248,000

782,700

215.7%

1~12月累計

5,336,575

6,958,500

24.6%

<2023年の紙・下半期別の回復度合い>
12月は単月で19年をクリアしたが、今年を上半期と下半期に分けた場合、上半期はまだ旅行規制は緩和されていたものの完全撤廃されたのは4月で19年比では35%マイナスだった。それでも19年比をクリアしたのは5ヶ国あった。
下半期は中国とロシアを除き回復が続き、19年比をクリアしたのは15ヶ国に増加している。
欧州は総じて露制裁で安価な原油・ガスほ調達せず、高い米国産などを購入し、エネルギーコストが大幅に上昇している。米国発の世界中での物価高、米国がインフレ退治の金利高に、欧州は為替安による更なる物価高騰を抑制するため、ドルに対抗して金利を上昇させ、結果的には経済の悪化を招いている。そんなこんなでおい国やフランスからの訪日客の回復は遅れている。


スクロール→

2023年の訪日観光客 上・下半期別

 

2023

16

712

 

16

19年比

712

19年比

総数

25,066,100

10,712,000

-35.6%

14,354,100

-5.9%

韓国

6,958,500

3,128,500

-19.0%

3,830,000

122.4%

台湾

4,202,400

594,600

-28.6%

3,607,800

0.9%

中国

2,425,000

1,770,600

-86.8%

654,400

--63.8%

香港

2,114,400

909,700

-17.1%

1,204,700

1.0%

タイ

995,500

497,700

-27.2%

497,800

-21.7%

シンガポール

591,300

252,700

18.0%

338,600

21.7%

マレーシア

415,700

194,200

-18.4%

221,500

-16.0%

インドネシア

429,400

201,700

-6.6%

227,700

15.6%

フィリピン

622,300

277,100

-6.1%

345,200

8.6%

ベトナム

573,900

301,000

18.9%

272,900

12.9%

インド

166,300

79,400

-14.6%

86,900

4.8%

豪州

613,100

274,700

-16.0%

338,400

14.8%

米国

2,045,900

972,200

11.1%

1,073,700

26.5%

カナダ

425,900

183,300

-0.3%

242,600

26.7%

メキシコ

94,700

35,000

10.7%

59,700

48.8%

英国

321,500

150,100

-19.2%

171,400

-28.2%

フランス

277,400

122,200

-23.8%

155,200

-11.8%

ドイツ

233,400

106,700

-9.9%

126,700

7.3%

イタリア

152,400

59,300

-20.7%

93,100

5.8%

スペイン

115,900

39,600

-23.0%

76,300

-3.2%

ロシア

42,000

16,200

-71.0%

25,800

-59.8%

北欧地域

113,000

53,100

-26.6%

59,900

-12.8%

中東地域

109,600

51,900

12.7%

57,700

17.5%

その他

1,026,600

440,500

-9.1%

586,100

-0.4%

 

 


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