暗号資産ビットコインは5月1日、米連邦公開市場委員会(FOMC・・・4/30~5/1日開催)の決定を前に一時前日比6.8%減の5万6552ドルまで下落、その後乱高下し57,160ドル付近で取引されている(日本時間2日05:020現在)。
今年に入りビットコインは、高値を更新し続け、一時7万ドルを超えた。しかし、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を背景に利益を確定する動きが出て、4月は約▲16%下落し、2022年後半以降で最大の下げを記録。
こん日、3月13日に記録した7万3803ドルを20%以上下回っており、チャート上では弱気相場入りしている。ただ、年初から35%上昇しており、1年前の2倍の水準となっている。
仮想通貨専門家は「最近の下降トレンドは22~23年の下降期に市場に参入した投資家による利益確定売りが増えたことだ」と分析している。
今年の初めにビットコイン上場信託投資(ETF)に投資し、大幅な価格上昇を経験した投資家の売りも一因と指摘した。
米国金利は、
昨年3月4.75%⇒5.00%に、
5月5.25%、
7月5.50%と5%以上を1年以上続けており、インフレや物価は1年前との比較で計算、商品の国際相場も戦争・中東不安、天候不順の不作などもあり、これまでのようには下がりにくくなっている。
米国の場合、移民増加も含め就業者数が過去最高水準にあり、増加率は鈍化してきたものの給与もインフレもあり増加し続け、結果、強い購買力が経済を牽引している。
また米インフレ促進の
① 戦争特需、
② CHIPS法による半導体大型工場および関連工場の急増、
③ IRA法によるEV・バッテリー工場および関連工場の急増
スクロール→
|
米金利
|
インフレ率
|
米国
|
インフレ
|
食料
|
サービス
|
家賃
|
23/4月
|
5.00
|
4.9
|
7.7
|
6.8
|
8.1
|
23/5月
|
5.25
|
4.1
|
6.7
|
6.3
|
8.0
|
23/6月
|
5.25
|
3.0
|
5.7
|
5.7
|
7.8
|
23/7月
|
5.50
|
3.2
|
4.9
|
5.6
|
7.6
|
23/8月
|
5.50
|
3.7
|
4.3
|
5.3
|
7.2
|
23/9月
|
5.50
|
3.7
|
3.7
|
5.1
|
7.1
|
23/10月
|
5.50
|
3.2
|
3.3
|
5.0
|
6.7
|
23/11月
|
5.50
|
3.1
|
2.9
|
5.1
|
6.5
|
23/12月
|
5.50
|
3.4
|
2.7
|
4.9
|
6.1
|
24/1月
|
5.50
|
3.1
|
2.6
|
4.9
|
6.0
|
24/2月
|
5.50
|
3.2
|
2.2
|
4.9
|
5.7
|
24/3月
|
5.50
|
3.5
|
2.2
|
5.2
|
5.6
|