アイコン 米国、肉・鶏肉計4490トン回収 リステリア菌汚染

Posted:[ 2024年10月12日 ]

米農務省は9日、調理済み肉・鶏肉製品の製造業者ブルースパック社が、食中毒菌のリステリアによる汚染の可能性があるとして4490トン以上の製品を回収したと発表した。
回収された多数の製品は、全国のレストランや施設に流通している。

農務省によると、影響を受けた製品は、「店頭や消費者の冷蔵庫や冷凍庫にある」、または飲食店などの施設が入手可能な調理済み製品に使用されていた可能性がある。
米農務省の食品安全検査局は、完成した鶏肉製品の定期検査中にこの問題を発見。
ブルースパックの調理済み鶏肉がリステリアの発生源であると特定された。
6月19日から10月8日までに製造された他の調理済み肉・鶏肉製品にも影響を及ぼした可能性がある。

 



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リステリア菌は、米国で食中毒による死因の3位であるリステリア症を引き起こす。
症状には、発熱、筋肉痛、疲労などがあり、頭痛や発作を引き起こすこともある。
高齢者、妊婦、免疫力が弱っている人々は重篤化するリスクがある。 
米農務省によると、これまでのところ、これらの製品の摂取による有害反応の報告は確認されていない。
しかし、病気と感染を関連付けるには通常数週間かかるうえ、リステリア感染の症状が出るまでには最長10週間(70日間)かかることもある。
今回の回収は過去10年以上で米国最大規模。
米国では別の企業が回収した調理済み肉に関連してリステリア感染が流行しており、疾病対策センター(CDC)が今年7月に調査を開始して以降、59人が入院、10人が死亡している。

日本でのリステリア疾病は、1958年の報告に始まり1970年代前半まで年間数例の散発例がみられていたが、本症に対する関心が高まるにつれ報告数も徐々に増加している。
ヒト感染では髄膜炎が最も多く、敗血症、胎児敗血症性肉芽腫症、髄膜脳炎を発症する。動物では脳炎のほか敗血症、流産などがある。
1980年代に欧米諸国で生乳、サラダ、ナチュラルチーズなどの食品が感染源となったリステリア症が相次いで報告された。
食品が感染源であることが証明された最初の事例は、1981年のカナダのコールスローを原因とした集団事例である。米国での発生件数は年間約1000件程度発生している。
以上、

韓国では先般、(韓国の)コストコでプルコギ用牛肉(カーギルから輸入)を購入したところ、散弾銃の破片が見つかり、韓国では、全土で米肉加工最大手のカーギル社から輸入した牛肉の全数検査を行っていた。米国では牛舎近くや放牧地などで鳥を追い払うため散弾銃を使用するという。米でも昨年は鳥インフルエンザで3300万羽あまりを殺処分している。今年も既に流行期に入っておりヒトにも感染事例があるという。


 

 


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