アイコン 公益財団法人ながさき地域政策研究所──「公益」の皮をかぶったブラックボックス【第6弾】

Posted:[ 2025年8月19日 ]

大石 新聞

~カネの出口を追え!~
どうも皆さん、こんにちは。
お待たせしました「公益の皮をかぶったブラックボックス」シリーズ、第6弾でございます。
前回(第5弾)は、令和4年度の貸借対照表をのぞき込み、
「説明ゼロの資産移動」「謎の研究奨励支出資産」など、怪しげな数字の迷路を歩きました。
さて今回は、その資産がいったいどこへ向かっているのか──カネの“出口”を追いかけてみます。

 



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大石 嘘

1. 投資有価証券が消えた先
まず衝撃だったのは、約▲1億9,000万円の投資有価証券の減少。
ここまで派手に消えたなら、普通は「新施設建設」「大型プロジェクト支援」といった華やかな説明があるはずです。
ところが書類は無言。
沈黙の中に残されたのは、「消えた先は誰も知らない」という不気味な空白だけ。
まるで川上から流れ出たはずの水が、川下に届かず途中で地中に吸い込まれたような……。
「地下水脈」ならぬ「地下資金脈」でも存在するのでしょうか。

2. 研究奨励支出資産の正体
第5弾で触れた“急増”ワード、研究奨励支出資産(+約3,818万円)。
「未来を切り開く若者たちの研究に!」と聞こえはいい。
しかし、出口を探ってみると……具体的な研究テーマも、成果物も見えない。
“研究”なのか、“口利き”なのか、それとも“便宜供与”なのか。
外からはまったく判別不能。
公益法人という仮面の下で「カネの行き先をあえて曖昧にしているのでは?」とすら思えてくる。

3. 未払費用の“翌年送り”マジック
さらに不気味なのが、未払費用の急増(+約1,200万円)。
支出はしたのに払ってないのか、払う気がないのか。
もし経費を翌年度に回す“粉飾メイク”だとしたら──。
これは「出口を隠す」最も古典的な手法。
借金は見せない、ツケは翌年。
財務の舞台裏に、数字のメイクさんが暗躍している気配すら漂います。

4. 預り金という“預かり物語”
前年わずか1,123円だった預り金が、翌年は902,597円に跳ね上がり。
これ、何を「預かった」んでしょうか?
保証金? 前受金? それとも“とりあえず預かっといて”で動かせる便利な財布?
市民感覚からすれば、コンビニで「ちょっとお金預かっておきますね」と言われてそのまま音信不通になるようなもの。
出口が見えない預り金ほど、不安なものはありません。

5. カネは迷路を抜け出すか
こうして出口を追いかけてみると──カネは「説明なき移動」を繰り返しながら、迷路の中で行き場を失っているように見えます。
本来なら「地域のため」「未来のため」に循環するはずの資金が、どこかのブラックボックスに吸い込まれ、閉じ込められてしまっている。
公益法人が“公益の仮面”をつけている限り、市民は中をのぞくことができない。
結果として、出口は“行方不明”のまま。

6,まとめ
令和4年度の決算書を読み解くと、公益財団法人ながさき地域政策研究所の財務は、透明な川ではなく、濁流と地下水脈が入り混じる迷宮のようだ。
消えた投資有価証券、実態不明の研究奨励、膨れ上がる未払費用と預り金──。
これらの“カネの出口”は、説明ゼロのブラックホールに吸い込まれている。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

 


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