日本で開発されたシャインマスカット、農足りんな農水省の失策で国際特許を取得していなかったことから、瞬く間に韓国や中国で生産され、韓国での市場価格は半減どころか暴落している。
22年の「シャインマスカット」の栽培面積は、
日本は2,673ヘクタール。
中国は7万3,700ヘクタール、
韓国は6,067ヘクタール・・・農水省調べ。
もともと栽培には土壌、寒暖差、湿度や土壌、日照時間など気象条件とともに、害虫予防、摘果など手間暇かけた栽培努力も必要とされ、それも糖度含む品質に際立ったものだけが高値で取引されている。
ところが、韓国では今や生産地が各地へ拡大、栽培条件など度外視での生産により品質低下、今や美味しくないと消費者が離れ、高品質のものまで暴落している。
韓国の報道によると、
慶尚北道永川や金泉などの代表的な作物であるシャインマスカットの価格が、旧正月(2月14日~18日)を前に急落している。
かつては贈答用としても人気を集めた“高級フルーツ”シャインマスカットが価格下落と販売不振に見舞われ、農家の苦境も深まっている。
安東市農水産物卸売市場の市場価格によると、シャインマスカット特等級2キロ入り1箱の取引価格は11日時点で最高5000ウォン(約530円)、最低3300ウォン、平均4200ウォンにとどまった。
1週間前の3日時点の平均価格4500ウォン、先月10日時点の平均価格5628ウォンと比べると、旧正月が近づくにつれて価格は大幅に下落している。
さらに過去と比較すると、価格下落は一層明確。
2022年2月10日時点のシャインマスカット特等級2キロ入り1箱の競売価格は平均2万9100ウォン、2021年2月8日時点では平均2万3300ウォンだった。
当時と比べると競売価格は▲80%以上暴落している。
★過剰栽培が招いた品質低下
シャインマスカットが贈答用果物市場で価格競争力と消費者の人気を急速に失っている最大の要因は過剰栽培。
(韓国では、農家がヒットしている作物に寄って集って栽培するすることから、過剰生産と品質の低下を招く素地がある)
高収益作物として注目され、多くの農家が栽培に参入した結果、シャインマスカットは現在、慶尚北道全体ではブドウ栽培面積の約60%(4829ヘクタール)を占めている。
一般的なブドウ(キャンベル・アーリー)より希少性が高く味も良い上、皮や種を除かずにそのまま食べられることから消費者の人気が高かった。
しかし、収益性を狙った参入が相次ぎ、一部では高値で売るため本来の出荷時期より早く市場に出すケースが増え、次第に消費者から敬遠され始めた。
慶尚北道金泉でシャインマスカットを栽培するキム・インソクさん(57)は「シャインマスカットを栽培すれば高収入が得られるという噂でこの10年あまり、皆が挙って栽培に参入し、ここ数年は他人より早く出荷しようと糖度が十分でないのに販売することが繰り返された」とし、「消費者の失望が積み重なり、結果的にシャインマスカット離れにつながったのではないか」と話している。
これに関連し、慶尚北道農業技術院は昨年の出荷時期から、生産農家に対し、糖度18ブリックス以上などの品質基準を守り、十分に熟した高品質のブドウを市場に供給するよう求めている。
着果量や熟期を守らない一部農家が価格の良い早期に未熟果など低品質の果実を出荷することが、再購入の減少や価格下落につながるとの見方をしている。
自治体認証で品質管理を
シャインマスカットに偏重したブドウ市場を多様化し、自治体レベルで品質管理を強化すべきだとの声も出ている。価格暴落により経営難に直面する農家のため、道レベルの緊急かつ実効性ある対策も必要となっている。
すでに生産費すら回収できず、大切に育てた木を電動ノコギリで切り倒す悲惨な状況が各地で起きており、徹底した品質管理とともに“慶北認証制度”を導入し、糖度基準に満たない商品や規格外重量の商品の出荷を厳格に制限し、基準を満たした高品質商品にのみ知事認証マークを付与して、失われた消費者の信頼を回復すべきだとしている。
しかし、消費者から一度信頼を失えば、取り戻すことは困難を極めることから、生産量の大幅減少と徹底した品質管理された商品のみを流通させるしかない。ただ、それは韓国の農家の体質から無理だろう。
さらに、輸出市場の多角化と加工品開発支援で東南アジア偏重の輸出構造を改善し、余剰在庫を吸収できるよう加工施設と研究開発支援強化が求められ、特定品種への偏重を解消するため「レッドクラレット」「グローリスタ」など慶尚北道が開発した優秀な新品種へ転換する農家に対し、施設費や苗木費を大幅に支援する必要がある」と付け加えた。
日本の農水省はシャインマスカットや美味しいイチゴの国際特許取得無しの大失策から、2010年以降に開発されたイチゴやミカン類など果実類や農作物は積極的に特許取得に動いている。結果、特許無視の韓国の生産農家がいち早く日本の特許取得の新ミカンを栽培し、流通させたことから、日本の監視網にかかり、韓国産は韓国での市場流通で禁止され、栽培もされなくなっている。
5~10年もかけて開発される新品種、その努力と膨大な費用を無視して、特許取得には費用と時間がかかるとして特許も取らなかった農水省の功罪は言い訳なしでひどい。
食管制度下にある米さえも暴騰させるバラ撒きド官僚主義の農政の現在の農水省の存在は必要悪の極みのようだ。
岐阜県と農水省の責任のなすりつけ合いで初期封じ込めに失敗し豚コレラの感染拡大(2018年9月~現在に至る)をまねいた2018年の大臣室には、平気で賄賂を受け取る農水大臣が鎮座していた。農水省は黒豚、アグー豚、各地のブランド豚の豚肉の輸出を、豚コレラ汚染国となってしまい、輸出できない事態を続けさせてしまった。昨年10月にも100例目が発生している。
以上、韓国の情報記事は中央日報参照
