宗教法人多田神社(兵庫県川西市多田院多田所町1-1、法人番号:1140005018312)は、2026年8月24日までに神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けた。
多田神社は天禄元年(970年)創建とされ、源満仲をはじめ、源頼光、源頼信、源頼義、源義家を祀る清和源氏ゆかりの神社として知られる。
一方、2023年以降、国史跡に指定されている境内に複数の根抵当権が設定され、2024年には担保不動産の競売開始決定を受けていた。神社側は異議を申し立てるなどして争っていたが、問題の長期化を受け、裁判所の関与のもとで再生を目指すこととなった。
負債総額は現在調査中。
多田神社が民事再生法の適用を申請
宗教法人多田神社は2026年8月24日までに神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、同地裁から監督命令を受けた。
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法人名 |
宗教法人多田神社 |
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所在地 |
兵庫県川西市多田院多田所町1-1 |
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法人番号 |
1140005018312 |
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基本財産総額 |
1200万円 |
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創建 |
天禄元年(970年)とされる |
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申請 |
民事再生法の適用 |
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裁判所 |
神戸地方裁判所 |
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負債 |
調査中 |
970年創建とされる清和源氏ゆかりの多田神社
多田神社の公式由緒によると、同神社は天禄元年(970年)創建とされ、前身は「多田院」。清和天皇の曾孫にあたる源満仲をはじめ、源頼光、源頼信、源頼義、源義家の五公を祭神として祀っている。
清和源氏の祖廟、源氏発祥の地として知られ、古くから武運長久のほか、家運隆昌、勝運、厄除などの信仰を集めてきた。
現在の本殿、拝殿などは江戸時代に徳川4代将軍・徳川家綱によって再興されたもので、本殿、拝殿、随神門は国の重要文化財に指定されている。また、旧多田院の遺構を残す境内一帯は国の史跡となっている。
宝刀「鬼切丸」や重要文化財を所蔵
境内にある宝物殿は国の登録有形文化財で、源家の宝刀として伝わる「鬼切丸(銘安綱)」をはじめ、甲冑、刀剣、書画などを所蔵している。
また、「多田神社文書」1120点は国の重要文化財に指定されている。
なお、多田神社の公式サイトによると、宝物殿は現在休館中となっている。
境内に複数の根抵当権、競売開始決定も
多田神社を巡っては、2023年ごろから資金面を巡る問題が表面化していた。
神戸新聞の2024年11月の報道によると、国史跡となっている約5万平方メートルの境内には、2023年9月以降、複数の債権者を権利者とする根抵当権が設定されていた。
設定された根抵当権の極度額は合計16億円に上ったとされるが、これは根抵当権で担保できる債権額の上限を示したもので、実際の借入残高や今回の民事再生における負債総額を示すものではない。
※16億円は負債総額ではありません
2024年に報じられた16億円は、境内に設定された複数の根抵当権の「極度額」の合計です。多田神社の実際の借入額や、今回の民事再生手続きにおける負債総額とは異なります。負債総額は現在調査中です。
2024年2月には当時の宮司が死去。その後、同年7月に宮司代務者が就任したが、9月には債権者の申し立てを受け、神戸地裁尼崎支部が担保不動産の競売開始を決定した。
神社側は競売開始決定に異議を申し立て、裁判で争う姿勢を示していた。
競売を巡る問題が長期化、民事再生で再建へ
その後も関係者間の交渉や法的手続きが続いたが、早期解決の見通しが立たない状況となり、多田神社は裁判所の関与のもとで再建を進めるため、民事再生法の適用を申請した。
民事再生は、法人を消滅させる破産とは異なり、事業や活動を維持しながら債務を整理し、再建を目指す手続きとなる。
現時点で多田神社の負債総額は調査中で、今後の具体的な再生計画などについても明らかになっていない。
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