倒産情報

アイコン 【島根・雲南】遠赤エコセラ研究所が破産 独自素材「遠赤エコセラ®」で空気清浄機など開発

Posted:[ 2026年9月10日 ]

島根県雲南市の「株式会社遠赤エコセラ研究所」が、2026年9月2日、松江地裁から破産手続きの開始決定を受けた。

法人番号は「4280001008523」。光触媒と中空セラミックビーズの特徴を組み合わせた素材「遠赤エコセラ®」を活用し、空気清浄機や消臭・保温関連商品などを研究開発・製造販売していた。

2015年から技術研究、2021年に会社設立

同社公式サイトによると、「遠赤エコセラ」の研究は2015年、関連会社の有限会社ギムティー内でスタート。その後の商品化を目的として、2021年10月1日に遠赤エコセラ研究所を設立した。資本金は1000万円。

事業内容として、殺菌・除菌・消臭機器、ウイルス不活性化機器、空気清浄機などの研究開発、製造、販売を掲げていた。

 



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「遠赤エコセラ®」を活用した製品を展開

商品には「遠赤エコセラ®ハニカム空気清浄機」のほか、靴の中敷き、消臭用品「においとれ〜る」、自動車向けの「においとれ〜 Car」などがあった。

自社オンラインショップも設け、素材の特性を応用した製品を一般向けに販売。空気清浄機では、特殊塗料を施したハニカム基材を使用し、基材を定期交換する方式を採用していた。

島根発の技術として商品開発を進める

山陰中央新報は2024年と2025年に同社の取り組みを紹介している。2025年の記事では、研究開始から約10年を経て、中敷きや消臭用品、腰ベルトなどへ商品展開を広げていたことが報じられた。

さらに、鶏舎向けの消臭・抗菌関連製品や畜舎向けシステムなど、新たな用途に向けた研究開発にも取り組んでいた。2024年5月には、同社を出願人とするエアコン用フィルターの特許出願も行われている。

破産手続きの概要

破産管財人には西村信之弁護士が選任されている。財産状況報告集会などの期日は2026年11月24日午前11時30分。事件番号は令和8年(フ)第136号となっている。

負債総額や事業停止時期、具体的な破綻原因は現在までに確認できていない。

 

 

 

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