【岡山・倉敷】大成ラインが破産 水島の鉄鋼輸送、2023年時点でトラック13台
岡山県倉敷市の運送会社「株式会社大成ライン」が、2026年8月31日、岡山地裁倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けた。
法人番号は「7260001026128」、本店所在地は倉敷市中島。一般貨物運送を主力に、産業廃棄物収集運搬なども手掛けていた。
2013年設立、水島の鉄鋼製品を全国へ輸送
リコーが2023年に公開した企業取材によると、同社は2013年7月設立。創業者は岡山県内の大手製鉄会社の輸送部門で約10年間勤務した経験を持ち、29歳で独立した。
水島臨海工業地帯で製造される鉄鋼製品を中心に、重量や大きさの異なる荷物の全国輸送に対応。取引先の開拓に合わせて車両を増やし、事業規模を拡大していた。
2023年時点で従業員18人、トラック13台
同取材時点の従業員数は18人。車両は10トン大型車から中型・小型まで計13台を保有し、多様な貨物輸送に対応する体制を構築していた。
2022年には従業員増加を背景に新しい本社オフィスを整備。社内のコミュニケーションを取りやすくするため、間仕切りを抑えた執務空間や休憩スペースを設けていた。
「2024年問題」を見据えICT化を推進
運行管理ではテレマティクス機器やドライブレコーダーを導入。点呼記録、乗務日報、運行指示書、日常点検表などの帳票をデジタル化し、ドライバーの予定管理には電子黒板も活用していた。
2024年4月からトラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用されることを見据え、勤怠管理や業務効率化へのICT活用を進めていた。同社は「ドライバー第一主義」を基本理念として掲げ、安全管理と運転者の負担軽減にも取り組んでいた。
破産手続きの概要
破産管財人には市本昭彦弁護士が選任されている。財産状況報告集会などの期日は2026年12月3日午前10時。事件番号は令和8年(フ)第201号となっている。
負債総額や事業停止時期、具体的な破綻原因は現在までに確認できていない。
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