富山県氷見市の自動車整備・販売会社有限会社穴倉自動車工業が、2026年9月10日、富山地裁高岡支部から破産手続き開始決定を受けた。
同社は1975年創業。氷見市を中心に新車・中古車販売、車検、定期点検、修理などを手がけ、地域密着型の自動車関連事業を展開してきた。
しかし、コロナ禍以降の需要低迷に加え、地域の人口減少や高齢化、車両・自動車部品価格の上昇が経営を圧迫。2019年以前には3,000万円を超えていた年間売上高は、2025年9月期には約1,000万円まで減少した。
負債総額は約4,700万円。
氷見の穴倉自動車工業が破産 負債約4700万円
有限会社穴倉自動車工業は9月3日に事業を停止して自己破産を申請し、9月10日に富山地裁高岡支部から破産手続き開始決定を受けた。
法人番号は7230002012716。所在地は富山県氷見市島尾。
債権届出期間は10月22日まで、財産状況報告集会などは12月17日午前10時に予定されている。
負債総額は金融債務約1,000万円を含む約4,700万円。
1975年創業 氷見の「車のかかりつけ」として半世紀
穴倉自動車工業は1975年3月に創業し、1989年4月に法人化。資本金は300万円。
主に氷見市の個人客を対象として、新車・中古車の販売、車検、定期点検、一般修理などを手がけてきた。
地域住民の自動車購入から日常のメンテナンスまでを担う、地域密着型の自動車整備・販売事業者だった。
なお、特定自動車メーカーの正規ディーラーや専売店であることは確認できていないため、本記事ではメーカー名やブランド名を記載していない。
売上3000万円超から1000万円へ 人口減少も影響
2019年以前には年間3,000万円を超える売上高を計上し、一定の業績を維持していた。
しかし2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による需要の変化に加え、氷見地域の人口減少や住民の高齢化なども重なり、自動車販売台数が減少した。
近年は新車・中古車販売を縮小し、車検や修理など整備部門を中心とした営業へ移行していた。
周辺地域への営業拡大やインターネットを利用した販売なども十分には進まず、2025年9月期の年間収入高は約1,000万円にとどまった。
部品・車両価格上昇を価格転嫁できず
さらに、自動車部品や車両の仕入価格上昇も重荷となった。
仕入れコストの上昇分を車両販売価格や整備料金へ十分に転嫁できず、営業段階から赤字を計上する状況が続いた。
金融機関からの借入などで資金を確保しながら営業を継続したものの、収益改善の見通しが立たず、2026年9月3日に事業を停止した。
なお、氷見市周辺では8月末に大雨による浸水被害などが発生しているが、同社の事業停止・破産との関連は確認されていない。
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法人名 |
有限会社穴倉自動車工業 |
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法人番号 |
7230002012716 |
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所在地 |
富山県氷見市島尾 |
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創業 |
1975年3月 |
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法人化 |
1989年4月 |
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資本金 |
300万円 |
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主要事業 |
新車・中古車販売、車検、点検、修理 |
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2025年9月期収入高 |
約1,000万円 |
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事業停止 |
2026年9月3日 |
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負債 |
約4,700万円 |