アイコン 15日暴落はAIネオクラウド企業コアウィーブショックだった

人工知能(AI)向けクラウドサービスを手掛けるコアウィーブ(CRWV.O)の債務急増を受け、投資家の間でAIブームの持続可能性に対する懸念が強まっている。
市場に広がるのは、データセンター建設のために借り入れが膨らむ一方、その投資を正当化できるだけの需要が本当に見込めるのかという疑問が噴出している。

コアウィーブの事業は、
(1)AI計算需要の拡大
(2)それを支える設備投資に対して金融市場が資金を供給し続けること、
という2つの要素に依存。
同社は強い需要を主張しているが、株価下落は投資家が資金調達面に不安を抱いていることを物語っている。
今回の動揺は、
市場が恐れているのはAI需要自体が突然消滅することではない。むしろ、借入コストが上昇した中で需要が予想以上に鈍化した場合、現在の事業モデルが維持できなくなるリスクを恐れている。また、巨額となった借入資金をどのように調達しているかに対する投資家の疑問も反映してい⁠る。
データセンターを開発してIT企業等にシステムを貸し出す先駆者の米新興クラウドサービス、コアウィーブ社の社債利回りが急落、これを引き金に多くのIT企業の株価が急落、一気にこれまで燻っていた巨額投資のデータセンターの投資回収は短期間にできるのかという問題が再燃、また、台湾のTSMCの決算発表も業績は好調ながら市場予想を下回ったことから、さらに半導体関連全般へも影響し、15日の日経平均も大きく下落した。

 



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コアウェーブ社は、
NVIDIAと巨額投資受入れも含め関係が深く、同社製プロセッサーによる計算能力を、マイクロソフトやオープンAIなどAIの開発・運用を行う企業へ貸し出している。高価かつ供給が限られるAI向け半導体への需要増加を背景に急成長している。
こうした新興クラウド事業者を「ネオクラウド」と呼び、競合のネビウス(NBIS.O)とともにその代表格となっている。

「ネオクラウド企業」は、
顧客が自前でデータセンターを建設しなくてもAI向け計算資源を利用できるようにする。ただ、そのサービス提供には半導体やインフラへの巨額な先行投資が必要となり、多くの場合は社債を軸とする借り入れによって資金が賄われている。
コアウィーブは、これまで一度も最終黒字化を達成していない半面、負債総額は約500億ドルに上っている。
コアウェーブの第2四半期の業績、
第2四半期の業績は、売上高は25.8億ドル、1株当たりの損失額は1.03ドル、設備投資額は94億ドル(前年同期は29億ドル)、設備投資額は94億ドル(第一四半期68億ドル、/前年同期は29億ドル)、6月末時点の受注契約残高は1042億ドルで、第3四半期も250億ドル積み上ると予想されている(契約残高は債務返済に十分対応できる水準という)。
通期の設備投資見通しは第2四半期に入りさらに増加し、350億─390億ドルとなっている。第2四半期に増加したデータセンターは8ヶ所で、稼働中のセンター合計は全世界で51ヶ所となっている。
専門家の予想によると、今期の売上高は130億ドル、赤字は▲21.3億ドルと巨額投資の償却や金利負担はまだまだ重くのしかかっているという。
こうしたデータセンターの開発による計算能力の拡大に対して、エヌビディアは、32年4月まで売れ残ったコアウィーブの計算能力を買い取る契約を結んでいる。

投資家が疑問視しているのは、
AIから生まれる収益が、インフラ建設と資金調達にかかる膨大なコストの増加ペースに追い付けるのかどうか。
コアウィーブは契約収入を得る前に巨額投資を行う必要がある。金利が上昇すれば資金調達コストはさらに膨らみ、収益性は一段と圧迫される。
さらに、半導体そのものにもリスクがある。
新世代チップが登場すると既存チップの価値は急速に低下するため、事業者は継続的な更新投資を迫られる。
こうした懸念は、コアウィーブだけの問題ではない。米国の大手テクノロジー企業による今年のAIインフ⁠ラ投資額は、合計で7000億ドルを超えると見込まれている。

懸念される悪影響
最も懸念されるシナリオは、AIインフラ向け融資市場全体が引き締まる展開。貸し手がより高い利回りを要求したり、AI関連プロジェクトへの融資に慎重になったりすれば、多くの事業者は設備拡張計画の縮小を迫られる恐れが出てくる。その結果、サーバーや半導体などの設備需要が鈍化し、顧客が期待する計算能力の供給にも影響が及びかねない。

ブーム先行の懸念
今回の問題が「AI投資ブームは収益創出能力を上回るペースで進んでい⁠るのではないか」という疑念を一段と強めれば、テクノロジー株全体への売り圧力が高まる可能性もある。
IT調査会社のガートナーによると、ネオクラウド事業者の約80%が30年までに事業継続できなくなる可能性があると予測している。⁠期待されるAI収益だけでは、計画されている全てのインフラ投資を採算ベースに乗せることは難しいとみている。
また、市場がAI需要と収益性のあるビジネスモデル事業とは全く別物だということに気付き始めている。

今回のテクノロジー銘柄売りでのネオクラウド企業は、
コアウィーブのほか、ネビウス、アプライドデジタル、アイレンの株価も下落した。
オープンAIへの大型投資を進めるソフトバンクグループについても、信用リスクをヘッジするコストが上昇している。

ネオクラウド事業者のCDS急上昇
今回、同社の2031年償還のジャンク債利回りは約16.2%まで上昇した。債務不履行リスクを保証するためのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)コストも約1000ベーシスポイント(bp)に達し、5年以内のデフォルト確率が約63%であることを示唆する水準で、1年前の同確率は約30%だった。

データセンター開発は
電力と水問題の解決が必須、そのため開発には、当局に事前承認が必要となる。M7がネオクラウド事業者がこうした手続きをしているわけではなく、開発ブローカーがロビー活動も含め、大手IT事業者と契約して、申請し、認可が下りた段階で、申請事業者は依頼者に売却し、収益を上げている。
全米でのデータセンターの開発申請数は、今年1月段階で666ヶ所に上っているという。

関連株価指数 ドキュメント

 

10/12.

10/13.

10/14.

10/15.

10/16ing.

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米ダウ

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-180

-49

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SOX指数

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12,208

11,684

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-28

-524

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-0.2%

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158.29

158.31

157.98

157.88

コウウィーブ

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77.81

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