【札幌】札幌駅前再開発の変更案を縦覧 高さ230m、延床32.65万平米へ見直し
札幌市は10月14日、JR札幌駅南口で進められている「北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」に関連する都市計画変更案の公告・縦覧を開始した。縦覧期間は10月28日までで、市民や利害関係人から意見書を受け付ける。
今回の変更案には、再開発事業そのものに加え、札幌駅周辺地区の都市再生特別地区、札幌駅前広場3号地下歩道、地下鉄東豊線、地区計画の変更が含まれる。ビルの建設計画だけでなく、駅周辺の歩行者動線や交通施設なども対象となっている。
建設費高騰で計画見直し 43階から34階へ
再開発を進めるJR北海道などは、2026年7月、建設費の高騰などを踏まえた計画見直しを公表していた。当初は北5西1・西2の両街区を一体で整備する計画だったが、見直し後は街区ごとに建物を分け、段階的に整備する方針となっている。
計画全体の延床面積は約38万6700平方メートルから約32万6500平方メートルへ縮小。最高高さは約245メートルから約230メートルに、最高階数は地上43階から地上34階に変更される。
| 比較項目 | 当初計画 | 見直し計画 |
|---|---|---|
| 延床面積 | 約38万6700㎡ | 約32万6500㎡ |
| 最高高さ | 約245m | 約230m |
| 最高階数 | 地上43階 | 地上34階 |
| 整備方法 | 両街区一体 | 街区別・段階整備 |
見直し後の計画では、西2丁目側に商業施設やバスターミナルなどを配置し、西1丁目側にオフィスやホテルなどを備えた高層棟を建設する。両棟は連絡デッキで接続し、駅周辺の歩行者ネットワークを形成する計画となっている。
2027年度から段階的に着工する計画
現行の整備スケジュールでは、西2丁目側が2027年度に着工し、2030年度に工事完了、西1丁目側は2030年度の着工、2034年度の工事完了を予定している。事業全体の完了は2035年度の計画となっている。
同地区は、札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発組合が事業を進めるもので、旧札幌エスタを含む札幌駅南口の大規模再開発に位置付けられる。
札幌市は変更案について10月28日まで縦覧を実施する。11月13日には都市計画審議会が予定されており、計画変更に向けた行政手続が進む。今回公表されている内容は都市計画の変更案であり、最終決定ではない。





