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アイコン 【大阪】アーカス・ジャパンが破産申請準備 CRMで売上6億円超から急減、2026年も新製品・特許出願 負債2.45億円

大阪市淀川区のCRM・ITコンサルティング会社、アーカス・ジャパン(株)が9月18日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債は2026年3月期時点で2億4591万円。

同社はMicrosoft Dynamics 365などを活用したCRM(顧客関係管理)システムの導入支援やコンサルティング、自社CRM製品「EMOROCO」などを展開。IT需要を背景に2024年3月期には売上高6億4474万円まで事業規模を拡大していたが、その後は業績が急速に悪化した。

 



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法人名 アーカス・ジャパン株式会社
所在地 大阪府大阪市淀川区
法人番号 6120001230173
設立 2020年7月1日
主要事業 CRM導入支援、ITコンサルティング、自社CRM製品の開発・提供
状況 事業停止・自己破産申請準備
負債 2億4591万円

CRM事業を分社化、売上高6億円超へ成長

アーカス・ジャパンは2020年7月、アーティサン(株)のCRM事業を分社化して設立された。大阪本社のほか東京、広島にも拠点を設け、Microsoft Dynamics 365やPower Platformなどを活用したCRMシステムの提案、設計、開発、運用支援を手がけていた。

自社製品では顧客との関係性を重視した「EMOROCO」シリーズを展開。企業のDXや省力化需要を取り込み、2024年3月期には売上高6億4474万円を計上した。

しかし、その後は本業のコンサルティング事業が落ち込み、2026年3月期の売上高は2億7781万円まで低下。1億円を超える赤字を計上し、債務超過に陥るなど財務内容が急速に悪化した。

飲食・映像・食品関連にも事業を拡大

本業のIT事業と並行して事業領域の拡大も進めていた。2023年4月には大阪・心斎橋に健康家庭料理&雑煮バー「膳」を開業。CRMの考え方を飲食店運営にも取り入れ、2024年6月には開業から1年で黒字化したと発表していた。

また、2023年11月にはPVやMVなどの映像制作を手がけるノイギア(株)を子会社として設立。2024年には関連会社のアーカス・ウェルフォームを通じ、国産きくらげブランド「日本きくらげ」の商標を取得し、食品分野にも事業を広げた。

CRMを中心とするIT事業だけでなく、飲食、映像制作、食品ブランドなどへ事業領域を拡大していたことになる。

2026年も新CRM投入、6月には特許出願

一方、事業停止に至る2026年もCRM分野では新たな取り組みを続けていた。

3月31日には、中小企業向けのノーコード型CRM「EMOROCO CRM Lite」をリリース。さらに6月30日には、AIを活用して企業と顧客などの関係性を定量化する「CRM4.0 関係性情報生成システム」を特許出願したとして、7月に公表していた。

公式サイトでも2026年夏までCRM関連の製品情報や記事更新が続いており、外部からは新製品や知的財産への投資を継続している状況が確認できた。その一方で、売上規模は2024年3月期の6億円台から2026年3月期には2億円台へ落ち込んでいた。

赤字・債務超過で資金繰り逼迫

売上高の急減と赤字計上により資金繰りは厳しさを増し、2026年3月期には債務超過となった。9月18日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。

同社が手がけていた事業については関連会社への譲渡を検討しているとの情報もあるが、現時点で具体的な譲渡先や譲渡契約の成立は確認できていない。

また、同社公式サイトには現在もCRM製品や過去の事業情報が掲載されているが、サイトが残っていることのみをもって事業継続と判断することはできない。今後は破産申請の時期や各事業・製品の承継先が焦点となる。

 

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