【兵庫】Yorkys Entertainmentが破産申請準備 生ドーナツ「PIECE OF BAKE」展開、7月には全国FC募集 負債約3.5億円
兵庫県神戸市の飲食店運営会社、(株)Yorkys Entertainmentが10月6日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。同社は生ドーナツ専門店「PIECE OF BAKE」やカフェ「YORKYS BRUNCH」などを展開していた。負債は約3億5000万円とみられている。
同社は2014年、兵庫県西宮市で「YORKYS BRUNCH」を開業して飲食事業を開始し、2015年12月に法人化。カフェに加え、クレープ、生ドーナツ、チーズ料理などへブランドを広げ、大阪、神戸、名古屋、東京などへ店舗網を拡大していた。
| 法人名 | 株式会社Yorkys Entertainment |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区 |
| 法人番号 | 7140001100506 |
| 設立 | 2015年12月25日 |
| 主なブランド | YORKYS BRUNCH、YORKYS Creperie、PIECE OF BAKE、FROMA |
| 状況 | 事業停止・自己破産申請準備 |
| 負債 | 約3億5000万円 |
生ドーナツやクレープで店舗網を拡大
同社は「YORKYS BRUNCH」を基盤に、スペシャリティクレープを扱う「YORKYS Creperie」、生ドーナツを主力とする「PIECE OF BAKE」、チーズ料理店「FROMA」などを展開した。
なかでも「PIECE OF BAKE」は、クリームを詰めた生ドーナツなどで人気を集め、大阪・梅田の阪急三番街、うめきたグリーンプレイス、三井アウトレットパーク マリンピア神戸、名古屋・中日ビル、東京・吉祥寺などへ出店。SNSを活用した情報発信でも集客を図っていた。
売上高は2019年11月期に3億7964万円を計上したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2020年11月期には2億3223万円まで低下し、4517万円の赤字となり債務超過に陥った。
売上は約4億円まで回復も借入負担残る
その後は店舗の閉鎖や再編を進めながら売上を回復させ、2025年11月期には年売上高約4億円まで戻していたとされる。一方、多店舗展開に伴う出店費用などの借入負担は重く、収益面では厳しい状態が続いていた。
店舗のスクラップ・アンド・ビルドなどで改善を図ったものの、2026年9月末には取引先への支払い遅延も発生するなど、資金繰りが一段と逼迫していたとされる。
3月に名古屋出店、7月には全国FC募集
事業停止直前まで拡大策は続いていた。2026年3月18日には名古屋・栄の中日ビルに「YORKYS Creperie / PIECE OF BAKE 名古屋店」を開業。クレープと生ドーナツの2ブランドを組み合わせた複合店舗として展開していた。
さらに7月16日には、「YORKYS BRUNCH」「YORKYS Creperie」「PIECE OF BAKE」の3ブランドについて全国のフランチャイズ加盟店募集を開始。最小5坪の小型店から複数ブランドを組み合わせる複合店までを想定し、全国展開を打ち出していた。
破産申請準備入りのわずか3カ月前まで新たな出店パートナーを募集していたことになり、外部からは事業拡大を続けているように見える中での急な事業停止となった。
「重大な事案」が判明、具体的内容は非公表
同社は10月6日、事業を停止して破産申立ての準備に入ったことを公表した。代表者は公式SNSで、事業継続に向けて対応を続ける中、「会社の存続にも大きな影響を及ぼす重大な事案」が社内で判明したと説明している。
ただし、この事案については関係機関への相談を含め対応中としており、具体的な内容は公表されていない。事案の内容や関係者、責任の所在について確認できる情報はなく、現時点で破綻との具体的な因果関係を断定することはできない。
「PIECE OF BAKE」は10月6日に全店舗の休業を発表し、営業再開の見通しは立っていないとしている。公式サイトには現在も各ブランドや店舗の情報が残っているが、運営会社は事業を停止しており、今後は自己破産申立ての時期や負債額の確定などが焦点となる。
お住まいの地域・都道府県から最新の倒産情報を確認できます
従業員・取引先・利用者が確認すべき手続きと相談先はこちら





