北海道内のホテルで、閉館や現ブランドでの営業終了、長期休館の予定が相次いで公表されている。
札幌市では「東横INN札幌駅西口北大前」が2026年10月31日の宿泊分を最後に閉店。1964年開業の「札幌パークホテル」は2027年2月末に閉館し、「札幌東急REIホテル」も2027年8月末で現在のブランドによる営業を終了する予定となっている。
一方、函館市と帯広市では、施設の改修やメンテナンスなどに伴う長期休館も予定されている。これらは営業再開を前提とした措置であり、恒久的な閉館とは異なる。
【北海道】札幌のホテル3施設が閉館・営業終了へ 函館・帯広の3施設も長期休館北海道内のホテルで、閉館や現ブランドでの営業終了、長期休館の予定が相次いで公表されている。
札幌市では「東横INN札幌駅西口北大前」が2026年10月31日の宿泊分を最後に閉店。1964年開業の「札幌パークホテル」は2027年2月末に閉館し、「札幌東急REIホテル」も2027年8月末で現在のブランドによる営業を終了する予定となっている。
一方、函館市と帯広市では、施設の改修やメンテナンスなどに伴う長期休館も予定されている。これらは営業再開を前提とした措置であり、恒久的な閉館とは異なる。
札幌市北区の「東横INN札幌駅西口北大前」は、2026年10月31日の宿泊分を最後に営業を終了する。11月1日のチェックアウトをもって閉館する予定だ。
同ホテルはJR札幌駅から徒歩約5分、北海道大学に近い立地で約30年間営業してきた。運営する株式会社東横インは、閉店後の宿泊先として札幌駅北口店、札幌駅南口店、札幌すすきの交差点店など、市内の他施設を案内している。具体的な閉店理由や跡地の利用計画は確認できていない。
札幌市中央区の「札幌パークホテル」は、2027年2月28日に閉館する。1964年7月に「札幌ホテル三愛」として開業し、1966年から現在の名称で営業を続けてきた老舗ホテルで、客室数は216室。
1972年の札幌冬季オリンピックでは国際オリンピック委員会(IOC)の本部ホテルとして利用され、国内外の賓客や国際会議にも対応してきた。
今回の閉館はホテル建て替え計画を進めるためのもの。運営する株式会社グランビスタ ホテル&リゾートは、2026年10月から閉館に向けた記念キャンペーンも実施している。
また、札幌市は中島公園周辺で新たなMICE施設の整備を計画している。2026年10月に公表した基本計画案では、建て替え後の新ホテルとの連携も想定されている。ただし、新施設の整備計画は案の段階であり、工事や完成時期が確定したものではない。
同じく中央区の「札幌東急REIホテル」は、2027年8月31日のチェックアウトと朝食の提供を最後に、現在のブランドでの営業を終了する。
1980年6月に「札幌東急イン」として開業したホテルで、客室数は575室。札幌・すすきの地区で45年以上にわたり宿泊需要に対応してきた。
営業終了は定期建物賃貸借契約の終了によるもので、ホテルは改修工事を経て2028年に東急リゾーツ&ステイ株式会社が運営する別ブランドのホテルとして再開する予定。宴会場については、引き続き東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が運営する計画となっている。
| 施設名 | 営業終了日 | 終了後の予定 |
|---|---|---|
| 東横INN札幌駅西口北大前 | 2026年10月31日最終宿泊 | 11月1日閉館。後継利用は未確認 |
| 札幌パークホテル | 2027年2月28日 | 建て替え計画を推進 |
| 札幌東急REIホテル | 2027年8月31日 | 2028年に別ブランドで再開予定 |
運営法人は、東横INNが株式会社東横イン(法人番号8010801008365)、札幌パークホテルが株式会社グランビスタホテル&リゾート(法人番号2010001093115)、札幌東急REIホテルが東急ホテルズ&リゾーツ株式会社(法人番号3011001150664)となっている。
閉館やブランド終了とは別に、北海道内では宿泊施設の改修やメンテナンスなどに伴う長期休館も確認されている。
函館市湯の川温泉の「望楼NOGUCHI函館」は、2026年8月20日のチェックアウト後から全館休館している。
施設のメンテナンス工事に伴うもので、休館期間は2027年4月19日までの約8カ月間。4月20日のチェックインから営業を再開する予定で、すでに再開後の宿泊予約も受け付けている。
同じ函館市湯の川温泉の「平成館海羊亭」も、2026年11月15日の宿泊分から2027年4月15日の宿泊分まで休館する。
運営するトーホウリゾート株式会社が10月1日に発表したもので、2027年4月16日のチェックインから宿泊を再開する予定。休館の具体的な理由については、今回の公式発表では確認できていない。
帯広市の「ホテル日航ノースランド帯広」は、2026年12月1日のチェックアウト終了後から、客室改装や設備更新工事のため宿泊営業を休止する。
同ホテルは2027年6月に開業30周年を迎えることから、客室を改装して施設の魅力向上を図る。宿泊とレストラン「J」は2027年4月下旬の再開を予定している。
なお、宴会場とラウンジ「オーロラ」は2027年1月16日まで営業を続ける予定で、宿泊部門と営業休止の時期が異なる。
| 施設名 | 休館・休業期間 | 営業再開予定 |
|---|---|---|
| 望楼NOGUCHI函館(函館市) | 2026年8月20日チェックアウト後~2027年4月19日 | 2027年4月20日 |
| 平成館海羊亭(函館市) | 2026年11月15日宿泊分~2027年4月15日宿泊分 | 2027年4月16日 |
| ホテル日航ノースランド帯広(帯広市) | 2026年12月1日チェックアウト後~2027年4月下旬予定 | 2027年4月下旬 |
各施設の運営会社は、望楼NOGUCHI函館が野口観光マネジメント株式会社(法人番号7430001057535)、平成館海羊亭がトーホウリゾート株式会社(法人番号9430001073571)、ホテル日航ノースランド帯広がJR北海道ホテルズ株式会社(法人番号9430001026034)。いずれも宿泊事業を継続する予定となっている。
今回確認した6施設は、いずれも北海道の主要都市や温泉地に所在する宿泊施設だが、営業を終了・休止する事情や、その後の計画は異なっている。
東横INN札幌駅西口北大前は既存施設の営業終了、札幌パークホテルは建て替えを目指す現ホテルの閉館、札幌東急REIホテルは契約終了に伴う現ブランドの営業終了となる。
一方、函館と帯広の3施設は、2027年春の営業再開を予定しており、恒久的な閉館や宿泊事業からの撤退ではない。
ホテル建て替えや改修工事では、新たな施設投資につながる面がある一方、営業を休止する期間には宿泊・飲食・宴会などの施設利用にも変化が生じる。今後は各施設の再開計画や改修内容、建て替え事業の具体化が注目される。
※2026年10月14日時点の各施設・運営会社の公式発表に基づく。将来の日程は変更される場合がある。営業終了と長期休館は別区分であり、掲載した6施設すべてが恒久閉館するものではない。