大阪市平野区の精密板金加工業「(有)中畑製作所」が、2026年10月1日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は確認できていない。
同社は建築金物、家庭用金物、ATM、自動販売機、産業用機械などに使用される金属部品の加工を手掛けていた。QDCシステムを使ったプレス加工、ファイバーレーザー切断、タレットパンチプレス、各種溶接など、多様な金属加工技術を組み合わせて部品製造を行っていた。
【大阪】精密板金加工の中畑製作所が破産 ATM・産業機械向け部品、レーザー加工やロボット溶接も大阪市平野区の精密板金加工業「(有)中畑製作所」が、2026年10月1日に大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。負債総額は確認できていない。
同社は建築金物、家庭用金物、ATM、自動販売機、産業用機械などに使用される金属部品の加工を手掛けていた。QDCシステムを使ったプレス加工、ファイバーレーザー切断、タレットパンチプレス、各種溶接など、多様な金属加工技術を組み合わせて部品製造を行っていた。
中畑製作所は大阪市平野区に本店を置き、精密板金加工や金属部品の製造を手掛けてきた企業。
同社の公式サイトでは、建築金物や家庭用金物、ATM、自動販売機、精密機器などに使用される金属部品の加工事業を紹介していた。
金属板を切断・曲げ・プレス加工することで、機器の筐体や金属製の構成部品などを製作する事業で、さまざまな用途に応じた加工に対応していた。
また、自動車や産業用機械などの製造にも関連し、大阪のものづくり集積地における金属加工企業の一つとして事業を展開していた。
同社の特徴は、複数の板金加工技術を組み合わせた製造体制にある。
プレス加工では、QDCシステムと呼ばれる簡易金型を使用する方式を採用。通常の金型に比べて製作や交換にかかる手間を抑え、小ロット品や短納期の生産に対応していた。
レーザー加工では、ファイバーレーザー切断機などを使用して金属板を加工。タレットパンチプレスによる穴あけ・打ち抜きや、シャーリング加工、曲げ加工などにも対応していた。
顧客の図面や用途に応じて加工方法を選択し、試作品から金属部品の製造まで幅広い工程を扱っていた。
溶接工程では、TIG溶接、MIG溶接、YAG溶接、ファイバーレーザー溶接のほか、ロボット溶接にも対応していた。
切断やプレス加工だけでなく、金属部品の接合や組み立てまで扱い、顧客の希望する形状や製品仕様に応じた加工を行っていた。
さらに同社は、大型の機械加工やメッキ・塗装などの表面処理について、近隣の協力会社を利用する事業体制を紹介していた。
公式サイトでは、周辺の加工専門企業との連携により、輸送負担を抑えながら短納期で製品を仕上げる取り組みを説明していた。
こうした事業内容は過去の公式掲載情報に基づくもので、破産開始決定時点での設備稼働状況や協力会社との取引継続については確認できていない。
同社は採用活動にも取り組んでおり、公式サイトには板金加工スタッフや溶接工、営業スタッフなどの募集情報が掲載されていた。
2024年3月には溶接経験者を募集する記事を公開していたが、こうした求人情報が残っていることだけでは、2026年10月の破産開始決定後も工場が操業しているとは判断できない。
また、同社の製造設備や受注案件が別法人などに引き継がれたかどうかについても確認できていない。
中畑製作所は2026年10月1日、大阪地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第5312号。
財産状況報告集会などの期日は2027年1月21日午後3時となっている。
同社の直近の売上高や負債総額、経営が悪化した詳しい原因は確認できていない。また、事業停止日、工場設備の処分、受注先や協力会社への影響についても明らかになっていない。
| 法人名 | 有限会社中畑製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市平野区 |
| 法人番号 | 8120002064544 |
| 主要事業 | 精密板金加工、プレス加工、レーザー加工、溶接、金属部品製造 |
| 主な製品分野 | ATM、自動販売機、建築金物、家庭用金物、産業用機械などの関連部品 |
| 主な加工技術 | QDCプレス、ファイバーレーザー切断、タレットパンチプレス、各種溶接 |
| 破産開始決定 | 2026年10月1日・大阪地裁 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第5312号 |