埼玉県志木市の製本業者、(株)ティーエムビーが、10月5日にさいたま地裁へ自己破産を申請した。負債総額は債権者約125人に対して約5億1,000万円。同社は9月30日までに事業を停止していた。
同社は2010年6月設立。パンフレット、カタログ、取扱説明書などの商業印刷物を中心に、断裁から折加工、製本、梱包、発送までを一貫して手掛けていた。大手印刷会社などから受注し、2018年10月期には売上高約4億8,200万円を計上していた。
【埼玉】製本加工のティーエムビーが自己破産申請 3工場でエコ綴じ・特殊製本も展開、負債5.1億円埼玉県志木市の製本業者、(株)ティーエムビーが、10月5日にさいたま地裁へ自己破産を申請した。負債総額は債権者約125人に対して約5億1,000万円。同社は9月30日までに事業を停止していた。
同社は2010年6月設立。パンフレット、カタログ、取扱説明書などの商業印刷物を中心に、断裁から折加工、製本、梱包、発送までを一貫して手掛けていた。大手印刷会社などから受注し、2018年10月期には売上高約4億8,200万円を計上していた。
志木市内には本社工場、東工場、南工場の3棟を構えていた。東工場には中綴じ機や糊綴じ機を配置し、一般的な冊子のほか、横型ワイド判や針金を使わないエコ綴じなどの加工に対応。南工場は出荷・倉庫機能を中心に、特殊折加工設備も備えていた。
加工技術の面では、B4横型の冊子製本や、ボグラマ社製の型抜機による特殊形状の紙製品加工などを展開。針金を使用しないエコ綴じに加え、独自のポケット付き冊子、ダイレクトメール、カレンダー関連製品などの製作例も公開していた。
製品検査室を設け、納品前のサンプル検査を手作業で実施するなど、加工品質の維持にも取り組んでいた。公式会社情報に記載された従業員数は2023年3月時点で52人だった。
しかし、ペーパーレス化の進展などで商業印刷物の市場環境が変化し、受注単価の低下が収益を圧迫。人件費や光熱費の上昇も重なり、赤字決算が続いていた。
エコ綴じ対応設備の導入などで付加価値の高い加工分野にも取り組んでいたものの、業績回復には至らず、事業継続を断念した。
なお、10月10日時点で破産手続開始決定は確認できていない。
| 法人名 | 株式会社ティーエムビー |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県志木市 |
| 設立 | 2010年6月 |
| 資本金 | 300万円 |
| 事業内容 | 製本、断裁、折加工、中綴じ、糊綴じ、型抜き、梱包・発送 |
| 売上高 | 約4億8,200万円(2018年10月期) |
| 従業員数 | 52人(2023年3月時点) |
| 手続き | 2026年10月5日、さいたま地裁へ自己破産申請 |
| 負債総額 | 約5億1,000万円 |
| 法人番号 | 8030001050224 |