北海道上富良野町のタクシー会社「(有)十勝岳ハイヤー」(法人番号8450002009409)が、9月29日に旭川地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第237号。負債総額は確認できていない。
同社は1957年5月に十勝岳ハイヤーとして営業を開始した老舗の旅客運送業者。前身となるハイヤー営業所は1954年に開設されており、約70年にわたり上富良野町の地域交通に関わってきた。
【北海道】上富良野の十勝岳ハイヤーが破産 1957年開業、富良野沿線初のジャンボハイヤーも導入北海道上富良野町のタクシー会社「(有)十勝岳ハイヤー」(法人番号8450002009409)が、9月29日に旭川地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第237号。負債総額は確認できていない。
同社は1957年5月に十勝岳ハイヤーとして営業を開始した老舗の旅客運送業者。前身となるハイヤー営業所は1954年に開設されており、約70年にわたり上富良野町の地域交通に関わってきた。
上富良野町の郷土史資料によると、同社の前身は1954年12月に営業を開始した美瑛ハイヤー上富良野営業所。当初は中型車2台、小型車1台の計3台で旅客輸送を行っていた。
1956年には資本金250万円で会社を設立し、同年12月に営業免許を申請。1957年5月に認可を受け、有限会社十勝岳ハイヤーとして営業を開始した。
その後、地域の交通需要に対応して車両を増やし、1975年には営業車が8台となった。1985年には観光客の増加やグループ利用の拡大を受け、富良野沿線では初めてとなる9人乗りのジャンボハイヤーを導入した。
一般のタクシー輸送に加え、観光客のグループ移動にも対応する事業を展開してきたことが、町の歴史資料から確認できる。
上富良野町は十勝岳温泉やラベンダー畑などの観光資源を持ち、地元住民の日常的な移動に加え、観光客の交通手段も必要とされる地域。同社はこうした地域で長年にわたり旅客輸送を行っていた。
2020年には新型コロナウイルスの感染拡大に伴って一時休業し、同年6月8日に営業を再開したことが、町の地域資料に記録されている。
一方、上富良野町では2026年4月、それまで民間タクシー会社が運行していた予約型乗合タクシーを町直営方式に切り替えた。これは高齢者や障害者の移動手段を確保するための地域交通施策である。
ただし、この運行方式の変更が十勝岳ハイヤーの経営にどの程度影響したかは確認できておらず、今回の破産との因果関係は明らかになっていない。
| 法人名 | 有限会社十勝岳ハイヤー |
|---|---|
| 所在地 | 北海道空知郡上富良野町 |
| 法人番号 | 8450002009409 |
| 事業内容 | タクシー・ハイヤー事業 |
| 前身の営業開始 | 1954年12月 |
| 法人としての営業開始 | 1957年5月 |
| 過去の事業規模 | 1975年に営業車8台、1985年に9人乗りジャンボハイヤー導入 |
| 破産開始決定 | 2026年9月29日 |
| 裁判所 | 旭川地方裁判所 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第237号 |
| 負債総額 | 確認できず |
財産状況報告集会などの期日は2027年1月14日午後2時20分。直近の売上高、負債総額、破産に至った詳しい経緯については確認できていない。