アイコン 衆院総選挙、発進⑤ 民民戦争、大分の巻

ジョイフルの穴見元会長、遂に衆院選まで登場

 ◎大分1区(旧大分市)    
○吉良州司  前   民②
○穴見陽一  新    自
※ 穴見氏は全国展開する格安レストラン「ジョイフル」のオーナー。最近のジョイフルはアメリカや中国に進出したものの失敗に終わり、方向性が定まらない様子。穴見氏は2007年12月衆院選出馬を表明して社長の座を下り会長になっていたが、09年3月には会長職も辞し、今回の総選挙に突入している。金はいくらでも持っているが地元では好き嫌いが分かれる存在。07年の参院選で自民は公明とこじれており、穴見氏が公明票を取り込まない限り、民主の風に乗る吉良氏とは戦いにならないだろう。大分市は新産業都市でもあり労組票も多い。

◎大分2区(新大分~佐伯~日田)  
○衛藤征士郎 前   自⑧ 
○重野安正  比前  社民②
※ 磐石な衛藤陣営であるが、前回選挙では重野に2万1千票差まで詰め寄られた。しかも前回1万5千票獲得した共産党が今回擁立しない方針を固めたため、今回選挙では重野に民主の風さえ吹けば逆転の可能性が高い。
衛藤氏はサッカーの世界大会誘致でも力を発揮したが、地元の大分トリニータは昨年ナビスコ杯で優勝したものの、現在最下位に定着している。

◎大分3区(別府~中津)  
○岩屋 毅   前    自④
○横光勝彦   比前   民⑤
※ 岩屋が前回選挙、1万5票差で横光(11万2千票)に勝利、過去3回勝利し続けている。横光勝彦は俳優出身だが、その1993年より政治家に転身、当初社会党の推薦を受け、現在は民主党。当選挙区にはICや自動車など製造工場が多く集積しており、不況で横光に票が流れれば勝つ可能性あり。参院選では失敗した民主と社民の調整は今回2区・3区で調整されている。


大分は、過去村山首相を輩出したように社会・民主が強いお国柄。新産業都市として新日鐵など誘致され工業都市化していることに関係していると思われる。
 

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[ 2009年7月28日 ]
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