アイコン 10月の住宅着工件数状況①/全国

全国・東京・九州各県別・月別着工件数の推移表が、トップページ右に常時あります。経営にお役立てください。ご参照のこと。
1、10月の住宅着工件数
10月の住宅着工件数は67,120戸、前年同月比▲27.1%であった。9月の▲37.0%と相変わらず低空飛行を続け、前年同月比では11ヶ月連続してマイナスである。

2009
着工戸数
前年同月比
1
70,688
-18.7
2
62,303
-24.9
3
66,628
-20.7
4
66,198
-32.4
5
62,805
-30.8
6
68,268
-32.4
7
65,974
-32.1
8
59,749
-38.3
9
61,181
-37.0
10
67,120
-27.1


グラフ 
2、10月の内容、
     平成18年度の1,285千戸から、10月は761千戸(季節調整済み年換算値)となり、今年8月の676千戸(同)で底を打ったような数値となっている。
     内容は、戸建は建替えなど実需ベースもあり、全体の落ち込みより軽度である。8
月前年比20%落ち込んだものの、10月は1桁台の▲4.9%減にとどまった。来月あたりの数字が明るければ、回復基調と見ることができるが、まだなんともいえない状況である。1月から導入される住宅エコ減税は、車のような大キャンペーンを積水・大和が行えば、新築心理に火が付くことも考えられる。

戸建   1
20,057
-10.8
2
20,278
-9.9
3
21,295
-13.1
4
22,971
-15.8
5
23,139
-14.9
6
26,494
-10.5
7
26,040
-12.2
8
25,147
-20.0
9
24,501
-19.7
10
25,227
-4.9

              ※分譲戸建は含んでいません。
     分譲マンションは、奈落の底に突き落とされたままである。原因は2つ考えられる
1つは過去の過剰供給と不況突入で完成在庫が積み上っており整理過程である。2つは、金融機関の貸し渋りが、デベロッパーに対しては極端であり、建てようにもプロジェクト資金が調達できず建てられないのが現状である。穴吹工務店の破綻でより一層金融機関が締め付ける可能性があり、見えてこないのが現状である。
 東京の分譲マンションが、7ヶ月連続して1000戸台しか建っておらず、東京の新興デベロッパーが全滅している状況下で明るさを見出せない状況である。

1
10,741
-25.1
2
10,736
-35.6
3
9,184
-47.8
4
7,118
-65.9
5
6,130
-60.3
6
4,592
-68.2
7
3,961
-71.9
8
4,577
-71.7
9
4,681
-72.3
10
4,712
-63.4

※上記表は分譲マンションの着工件数であるが、全国分であり東京分ではない。
 
[ 2009年12月 2日 ]
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