アイコン 【投稿】麻生知事の変節/香椎幼稚園立ち退き問題

麻生知事投稿者 = おやじ

 昨日、ネットで県議会中継を観ていた。福岡女子大改革にともなう香椎幼稚園の立ち退き問題について、公明党の大塚議員が質問したとき、答弁に立った全国知事会長は、いささか苛立っている様子だった。「香椎幼稚園は地域の大事な財産ではないか」との質問に、「地域、地域と言われますが・・・」と、子育てや地域の発展よりも女子大の方が大事だと言わんばかりであった。

 今年2月の県議会で「子育てを楽しみ、子育ての家庭を温かく支える社会づくりを進めてまいります」と所信表明し、9月の議会でも「子供というのは社会全体で育てるという考え方を大幅に取り入れて、少子化対策あるいは子育てがしやすい社会をつくっていく」と答弁した全国知事会長は、たった数ヶ月で変節してしまったのか。それとも子育て支援重視は、たんなるポーズだったのか。

 今回の知事答弁を一番喜んでいるのは、幼稚園に立ち退きを求めている県の学事課であろう。トップが批判の矢面に立ってくれることになったのだから。これからは、どんな批判があろうとも「知事の言う通りにやっている」で済んでしまう。立ち退きを求めるのも気が楽だろう。

 学事課といえば、縦割り行政の宝庫である。今回の女子大改革・香椎幼稚園立ち退きの問題をめぐっても、お隣の私学振興課との間で究極の縦割り行政ともいえる事態を繰り広げている。この問題についてはいずれ報告しよう。
 

[ 2009年12月11日 ]
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