どうなるエイチ・アイ・エスの取締役会議/HTBハウステンボスの運命
27日、エイチ・アイ・エスの澤田会長は、ハウステンボスの管財人に会い「現状、支援は厳しい」と伝えた。エイチ・アイ・エスは、来週にも取締役会を開催し、支援するかどうか最終決定する見通しである。
現状ではハウステンボスの再建は極めて困難であるが、ここに提案して見る。
問題のホテル施設は老朽化といわれているが、まだ建齢18年、老朽化といえる建物ではない。ホテルの場合、壁や防水などの一般改修に加え、水廻りの改修が必要となる。その改修費用が高額になり、再建を軌道に乗せるのは困難と見ている。
ならば、一番大きなホテルヨーロッパを福岡財界に購入してもらう方法があると前回記載したが、難しいとしても当該建物を1・2階だけ改修使用して、3階以上を閉鎖することも考えられる。そうした場合、改修費用も少なくて済み、ハウステンボスのイメージも損なわれない。ホテルはほかにもあり、またJR全日空や日航ホテルも別途ある。
そもそもハウステンボス内には、ホテルヨーロッパのほかにホテルアムステルダム、ホテルデンバーグ、フォレストヴィラの4ヶ所ある。但し、デンハーグは休業中。
ホテル名 | 客室数 | 備考 |
ホテルヨーロッパ | 328室 | |
ホテルアムステルダム | 202室 | |
ホテルデンハーグ | 228室 | 休業中 |
フォレストヴィラ | 105室 | |
※ホテル日航ハウステンボス | 388室 | |
※ハウステンボスJR全日空ホテル | 330室 |
以上の4ヶ所のハウステンボスホテルで合計1,581室により対応してきた。しかも日航ホテル・JR全日空ホテルもハウステンボス仕様の建物で営業中である。
ホテル改修費用に多額な資金が必要となるとされているが、ホテルヨーロッパとフォレストヴィラだけにするとか、ホテルアムステルダムとフォレストヴィラだけにするとか、ホテルアムステルダムだけにするとか、ホテルヨーロッパだけにするとか、また建物の一部を閉鎖してイメージを損なわず営業することなど選択肢は多岐存在する。
また、一部ホテル建物を福岡財界に、共同所有してもらい、改修費用を分担してもらうことも可能と見る。
26日には、
HISは、夢を実現させるロマンを仕事としている。しからば、夢の欠片ハウステンボスを支援してもらいたいものである。
[ 2010年2月 1日 ]
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